2004年5月18日火曜日

傍聴あれこれ、、、。

 今日は、午前中は事務所での雑務、午後には行政の施策の説明を聞いた後で、役所内でひとつ傍聴し、終了後はまた別な部の説明を聞いた後、夕方6時からのたづくり健康センターでの傍聴に出かけました。結構忙しい一日でした。
ふー。最初に傍聴した「調布市生涯学習推進協議会」は、今回初めて傍聴が許可されたようで、会長からは、「初めての傍聴者の方を歓迎する」といった趣旨の挨拶があり恐縮してしまいました。市報でも案内されていたので多くの方が見えると思っていたのですが、最終的には傍聴者は3名と少なく残念でした。

市長から協議会に対して「生涯学習によるまちづくりの拠点としての公共施設のあり方について」諮問されました。行財政改革アクションプランに載っている公共施設の再配置に絡んだテーマです。協議会で、生涯学習という切り口から審議し、答申を16年度末までに、8.10.2月の三回の会議で答申を出して欲しいとの事務局からの提案がありました。この提案については、委員の方からは時間的に無理がある、プランと異なった答申内容が出た場合、答申は配慮されるのか、会議の回数を増やせないかなど様々な意見が出されました。

私は、市民財産である公共施設の今後のあり方を検討することは、全市民的な課題だと認識しています。これまでも公共施設の有効活用について市民と共に考え決定していく様に提案してきています。
ところで協議会会長は、会議の中で、示唆に富んだお話をされました。それは、物事を専制的に進めていく、放任して進める、民主的に進めるの三パターンを研究した人の例を取り上げ、話し合いながら進めていったグループは時間はかかるが結果的には正確な商品ができる、そして仲間意識も芽生え良い結果を生み出すのだというお話です。
協議会も、是非、こんな進め方で取り組んでいって欲しいなと思いながらお話に耳を傾けました。

 生涯学習推進協議会でも傍聴者に参考資料が準備されていました。初めてのことなので、出来るだけ出していこうという姿勢が感じられました。ただ残念なのは、肝心の行財政改革アクションプランに限っては抜粋されたごく薄いもので、傍聴者には不親切なものでした。日曜日に開催されたふれあいトーキングでは、二回目の会からはプランを傍聴者に貸し出していました。やはり行財政改革プランを理解してもらうために、関係する会では、もれなく市民に必要な情報、特にプランの内容が分かる資料については率先して準備し、出していくんだという方針を、庁内の共通認識として実行していく姿勢が必要ではないかなと感じました。

夕方からは、調布市高齢者福祉推進協議会・高齢総合計画推進モニター部会を傍聴しました。私は様々な委員会や協議会など傍聴していますが、常々当初より傍聴者に対して委員とほぼ同じ資料を出して傍聴する立場に立って資料を準備しているのは、この協議会ではないかと思っています。委員さんの席次表から、レジュメ、協議会のスケジュール、当日資料に高齢者総合計画の冊子など充実しています。自分も議論に参加している気分になり真剣に聞こうという意欲も出てきます。

議会でも傍聴者への資料の貸し出しが6月議会から幹事長会の了承を待って始まります。行政職員の努力を見ると、常に相手の立場に立って物事を考える視点を私自身も大事にしていかなければと改めて思うこの頃です。
皆さんも市報をご覧になる時、傍聴できる委員会・審議会などメモして一度は経験してみませんか。

最後に自己宣伝をひとつ。
20日木曜日午後7時から深大寺地域センター第一集会室で、「大河みとこ」の3月議会の報告会を開催致します。この会は参加型です、質問やご意見に一生懸命応えたいと当日は沢山資料も持参します。どうぞ、お気軽にご参加くださいませ。