2011年3月30日水曜日

被災地支援を今こそ皆で

 3月11日から20日が経過しました。大震災による津波という未曾有の巨大震災の上に原発事故による放射能問題等々、これまでの価値観を一変させる悲惨な事態を迎え、多大な犠牲者を、更に今も多くの被災者を出し続けています。報道を耳にし、目にするにつけ、言葉にならない嘆きと無念さと、控え目に語る皆さんの様子になんとかしなければと、居ても立ってもいられないのは私だけではなく、今の日本人全ての偽らざる気持ちではないかと思います。特に幼子を抱える母親の気持ち、年老いた方々の不安は計れ知れないものがあります。私達にできることは何か具体的に考え行動しなければなりません。

調布市では、仙台に二名の職員を送りましたが、現在後方支援という事で遠野市から各拠点に向けて支援している事になり職員のボランティアを募集を開始しました。市内では味の素スタジアムに避難されている方へ多くの市民ボランティアの方が活発に始まっています。

今回は、いわき出身の元気派メンバーから、3月19日、福島県いわき市勿来地区、常磐湯本地区への受け入れ態勢が整い、支援に行くので、物資の協力をとの連絡が私自身も会員の「調布まちづくりの会」へ入りました。早急に会メンバーに呼びかけ短時間に被災者の方から要望が高かった風邪薬、胃腸薬、マスク、衛生用品、おむつ、ガスボンベ等を集めました。その日のうちに中継地点となった市原市まで、やはり会メンバーが車を出し運び、待機していたトラックに積み替え、地元の要望に添って炊き出し用の約3000食分の焼きそば、豚汁等の材料を持っていわき市勿来地区、常磐湯本地区にある4カ所の避難所、福祉施設に深夜向かい20日に到着したと連絡を受けました。

 時間を追ってメールでの報告がありました。トラックに被災地物資輸送中と表示されていたので、優先的に走れたとのこと。 早朝から現地のボランティアスタッフと合流して、いわき市勿来地区で一番避難者の多い南の森スポーツパークで、最初の炊き出しをしたとの事でした。
自主運営して情報発信している避難所や、そうでない所との課題がある事を実感しつつも、被災者の方に最後の挨拶をすると、逆に労いの言葉をもらい自分たちが励まされたとの一文は、限界を越える厳しい中にあっても人として大切な心を失わず強く生きている姿に、自分は今この問題とどう向かい合っているのか問いかけられている気がしました。

 すでに統一地方選挙として知事選も始まりましたが、こんな一大事に市議選挙は、すぐそこまで迫ってきました。動かなければならない事が山ほどあるのにとジレンマを抱えているのは私だけではないはずです。
しかし、この選挙はこれからの4年の調布のまちの方向を決める大切な選挙です。これまでのようなまちづくりでは立ち行かなくなる事は誰もが思う所です。ではどうするのか。限られた財源の中で、税金でやらなければならないこと。やるべきではないことの整理が必要です。
事業の優先順位について厳しく見直し、市民の安心と安全を最優先に確保することは、もちろんですが、私達自身のコミュニティを深めていく大切さも更に大事な事です。

上滑りの協働ではなく、市民同士が行政とも連帯して自分たちの地域づくりに取り組む事。その結果として、万が一被災した場合でも安否確認して助け合える地域作りへと進めていかなければなりません。
そのためには、まず被災地で起きている事は私達の問題と捉え、日々の節電は当然としても、被災地の方を受け入れること。そして、風評被害が出ている食品を購入する手だても含め、これから検討し、再検証もし、この国難ともいえる未曾有の震災に自治体として何ができるのか短期、長期に取り組むべき課題が山積しています。ようやく任期最後の議会報告レポートである会報72号も発行できましたが、これからの調布市の総合計画を策定する大事な時期です。これまでの経験も生かし真剣に取り組むためにも4月の大きなハードルをクリアしなければなりません。

元気派運営会議では、任期最後の議会レポートの編集会議を進める中で、4年に一度の二色刷りを見直し、その他諸々を見直し、私達の日々の電気の供給源としてお世話になっている福島県の皆さんに対して義援金を送ることを決め、福島県災害対策本部に「元気派市民とみとこの会」として10万円送りました。

会報は全国の友人・知人にも送付してきました。岩手、宮城、福島、茨城県にも僅かですが送付しています。中には行政に携わる知人や連絡しても安否確認ができない方もいらっしゃいます。日々最前線で頑張っている方、またどうされているのか分からない方の事を思うと胸が一杯になります。どうか皆さんが無事に居てくださるようにと祈るような気持ちで、安否確認と、私達にできることはないのか書いています。

2011年3月14日月曜日

東日本大震災に対して、心からお見舞い申し上げます

 3月11日に起きた大震災で被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。壊滅という想像を絶する報道等々、どんな気持ちで過ごされているかと思うと胸がつぶれそうになりますが、一人ひとりにできること、行政が、国がそれぞれに力を出し合い乗り切るために努力していかなければと思います。

本日から輪番の停電が始まりますが、調布市はその初日となります。
今、私たちにできる事のひとつに節電があります。生活を見直す機会としても継続的に取り組んでいきましょう。
地震により委員会が中断していましたが、今日は総務委員会で防災に関する審議に入る予定です。(ただし停電の件もあるので、停電時間でもある10時から再開するかわかりませんが、、。)ライフラインが止まった際の対応や避難場所の確保、食料の備蓄の他にも、独居の高齢者の方の安否確認、在宅医療をうけている方の停電時の対応など様々な課題が具体的に見えてきました。私たちのまちの安全安心について見直さなければなりません。気を引き締めて具体的な課題についてひとつひとつやりとりして改善できるように取り組んでいきます。