2004年4月22日木曜日

市民のための行政を目指す行財政改革を


 長い間、冬眠していたように日誌を更新せずに過ぎてしまいました。書き始めれば終わりのないほどに、様々な出来事がこの二ヶ月間に起こりました。二月下旬からは三月の予算議会に向けて、初めての総務委員会での審議もあり猛勉強に励みました。その間に、予算をめぐっての複雑な動きも経験、多くの疑問を持って三月議会に臨みました。

三月議会は、当初は市長の提案した行財政改革アクションプランを巡って各会派からは厳しい議論が交わされました。議会内では、当初予算反対の声も多く、後半には修正案も考えているという発言もあり緊張感のある状態が続いていましたが、最終的には予算に反対したのは私一人という結果になりました。これが主な経過です。私は結果的に多くの借金を増やし、市長が市民に公約してきたまちづくりの方向性に反した事業の優先順位に納得できない予算には反対しました。
 

私は4月12.13,14日に岩手県と岩手県滝沢村の行革を中心に視察してきました。行革は政治改革でもあります。二箇所での視察を終え、中心にある指導者の理念が職員一人一人の心の改革へと進んできた時、初めて成果が現れてくるものだと実感してきました。
政治理念に裏付けられた経営理念、経営の姿勢が職場のあり方行動指針にもつながり改革は推進していくものだとも確信を得てきました。
 

私は3月議会での代表質問で、市が自治体政府として機能するための「内発的改革」の推進を求めてきました。行政はそもそも誰のために仕事をするのか、この自覚が重要です。調布市でもこれから、行政評価を取り入れ、市長が提案した多くの行財政アクションプランがスタートします。市民の暮らし優先のまちづくりのための改革を求める立場から、これからも発言していきます。日誌に書ききれない事がたくさんあります。
ぜひホームページにあります会報みみチャンネル44号、議会レポートのなかの代表質問、予算反対討論などをお読み頂ければ幸いです。
春というには暑い位の毎日が続いています。4月は新学期でもあります。私も気持ちも新たに、今まで以上に市民の目線とは何か、初心に帰り、不穏な社会状況が続く今こそ、誰もが平等で尊重される平和な地域社会実現を目指してがんばります。16年度もどうか皆様、よろしくお願いします。