2004年5月11日火曜日

議会改革協議会開催される。

 今日は議会改革協議会が開催されました。主に3点の会派提案について話し合われました。今回の審議内容はどれも元気派市民の会としても提案している内容です。
 一点目は「出前議会の実施」です。
この提案に対しては、費用・理事者側の出席などハードルが高いということで、残念ながら賛成を得ることはできませんでした。
しかし開かれた議会を目指す立場から、議会を市民により理解してもらう為に、今後実施していくいく事の可能性は否定しないという事です。市長が地域に行って意見を聞くように、議会という機能を理解してもらう意味から、議会への疑問、要望などを聞く場を設け議会を市民に知ってもらう為の会の開催など必要ではないかと考え今回提案したのですが、今後も機会を見て、提案していくつもりです。

 二点目は「本会議・委員会の傍聴人に議案に関する資料を貸し出す」という提案です。これに対しては、傍聴人の人数が確定していない中で、議案書全てを準備でするのは、経費・手数などからもどうか、など様々な意見が出されました。しかしそれぞれにこれからは議会の情報提供の必要性に対する共通認識は確認できました。そこで、議案には個人情報などの問題なども含んでいるので、貸し出す資料、部数等については幹事長会等で確認するなどの前提条件は必要という事になりましたが、最終的には6月議会から傍聴の申し出でがあった際に、主だった審議資料を貸し出す方向で決定しました。
これからは予算・決算の委員会傍聴の際に、理事者側の何ページを追っての説明も、傍聴者の手元に資料があれば、情報が共有できることになります。傍聴環境の改善につながる決定で、今まで主張してきた事が改善されたこともあってうれしかったです。

 三点目は、元気派市民の会が単独で提案した「傍聴人の年齢記入の廃止」についてです。調布市では傍聴規則に、会議を傍聴しようとするものの資格として市内在住であること、選挙権を有するを問うという前提があります。しかし今日の議論を進めていく中で、議会事務局から出された資料から、傍聴の資格を問う市は、近隣市では青梅市と調布市のみであるという報告もありました。
いろいろなやりとりはありましたが、最終的には傍聴者の資格を問う傍聴規則第二条を廃止するということになりました。これにより年齢記入は廃止され、選挙権のない学生も傍聴が可能になりました。ただし児童・乳幼児は今まで通り傍聴席に入れませんが、議長の許可を得た場合は可能です。
政治の興味のある学生さんの傍聴が増えたらいいですね。議会改革協議会、次回は6月28日に開催されます。毎月の話し合いで少しでも市民に開かれた議会へと進んでいきたいと思っています。次回の最初に審議されるテーマは「手話通訳の導入」、「保育つき議会の導入」。他市で工夫して実現したなどの事例をご存じの方は教えてください。いずれも元気派市民の会単独提案です。これらについても良い方向の結論がでるように努力するつもりです。