2009年12月8日火曜日

議会中継開始!

 いよいよ12月2日よりインターネット中継が開始されました。私も一般質問のトップバッターとして、登壇しました。生中継は4日に見ることができましたが、当日、期待して自宅でインターネットで視聴しようとしていた方からは、映像が映らなかったという声も届きました。生中継はデータが重いので、それぞれのインターネットの環境により見ることができない場合もあることがわかりました。録画映像は大丈夫だったようですが、質問日が金曜日、録画映像は24時間以内に放映されることになっていますが、土日をはさんだ場合、放映は翌週になるので、今回は翌月曜日、7日のお昼頃ようやく視聴できましたが、いつになったら見ることができるのかという問い合わせも多く寄せられました。
またカメラが固定されているのか、質問中、議会内が映されず他の議員が質問を、どう受け止めていたのか議場内の雰囲気がわからないといった声や、市ホームページ上で議会中継が探しにくい事や、辿り着くまでややこしいので改善して欲しいという声も届いています。これから改善する点が多いこともわかりましたので、頂いた声を活かすように努めていきます。
国の事業仕分けが可視化された事で、国民の政治への関心が一気に高まったことは、今最も話題になっている所ですが、調布市議会でもインターネット中継が開始された事で、本会議場は、これまでになく緊張感が漂い、各議員も緊張感をもって臨んでいる事がひしひしと伝わってきています。質問人数も、今まで最多の19名と、インターネット中継は議会活性化にもつながりました。
今日まで一般質問が続きます。現在、市政で課題になっているテーマも具体的に捉えていただけると思います。是非ごらんくださいませ。議会事務局、或いは各議員に感想等、声を届けて頂ければうれしいです。インターネット中継が、市民と議会をつなぐツールとして活用されることを期待している所です。
私の一般質問は、22年度の市長の市政経営の方針は、市民生活を第一義に据えて、市政運営をしていくようにと訴えましたが、自分自身の質問を初めて客観的に確認して、多くの課題に気付きました。限られた時間内で伝える難しさを改めて実感している所です。自分では気付かない改善点もたくさんあると思っています。皆さんからの率直な感想をお待ちしています。これからの質問に活かしていきます。

2009年12月1日火曜日

深大寺ご開帳

 週末に、深大寺で特別公開している厄除元三大師1025年ご遠忌中開帳に
友人と共に昼間は大混雑状況と聞いていたので、夜出かけてきました。撮影禁止でしたので、お伝えしきれませんが、2mに及ぶ座像の迫力は書き切れません。次回の開帳は25年後です。都合がつく方は、是非、深大寺にお越し下さい。
深大寺ご開帳、深大寺入り口に立つ    境内の案内板の前にて

深大寺正門前にて                会場案内板前にて

明日から、議会開会。
インターネット中継も開始され、調布市議会が市民に開かれた一ページとして記憶される日を迎えます。より充実した市民の目線の議論ができるように働いていきます。今まで傍聴できなかった皆さんが、今回の中継で少しでも市政に関心を持って頂ければありがたいです。議会にも緊張感が伝わってきています。これから少しずつ開かれた議会へ向けた改革を積み上げていきたいと思います。
議会中継を視聴した感想を、お寄せ下さい。

2009年11月22日日曜日

わがまち調布

 実りの秋、調布市農業祭は昨日・今日と開催中。たづくり前広場には、毎年恒例の調布産野菜で作られた宝船が訪れる人を迎えてくれました。姉妹都市木島平村も出店し、色を添えている。知り合いの農家の方が販売していた熟した大きな柿を購入、木島平村では大好きなお焼きと胡桃、そして林檎。段々重くなってきた袋を抱えながら、恒例の調布の野菜当てクイズに挑戦しました!なんと38種類の苗、そして24種類の種が所狭しと並べられていました。クイズに参加している方からは市内でこんなに沢山の種類が栽培されているんだと驚きの声も聞こえました。
ニンジン、じゃがいも、小松菜、キュウリ等馴染みの野菜はもちろんの事、ニガウリ、ペカナ、パクチョイ、ターサイ、ノラボウなど珍しい野菜も多く、感激しました。苗を見て野菜の種類を見分けるのは難しいことです。特に種は難問、唸りながら解答用紙に書き込みました。
長野で野菜に触れて育ったせいか、苗は38問中、36問正解、やった!
種は24問中、16問正解と半分ちょっとクリアしました。参加賞として、エコバックに入ったブロッコリーと直売マップをもらいました。美味しそう!会場は、野菜、果物、花等農産物の即売、農の生け花と題した展示もあったり調布の豊かな自然の恵みで一杯でした。今日まで開催しています。是非お出かけ下さい。
前日は、たづくり・くすのきホールで映画「田んぼ」と講演の夕べに参加しました。人間と共に生き続けてきた生きものの生命が続かなくなるような環境の変化は、いずれ人間の安全で豊かな生活を脅かすことになる。鳥や虫、魚、人間は「田んぼ」でつながっているという趣旨のドキュメンタリー映画と、生物多様性と都市農業についてのお話でした。
人と生きものに優しい農業とは何か、市街化区域に住んでいる生き物の視点を忘れずに生態系と農地の関係を考えていくべきとの話しに、調布に残された田んぼは、こどもたちに残すべき市民財産だと改めて実感しました。農業祭りが開催できる市であり続けるためにも、これまでも主張してきた田んぼを保全のための財源の確保、人的支援の仕組みづくりなど、もっとしっかりと提言しなければと思いました。

 昨日は、たづくり2階南ギャラリーで開催中の「調布Sai(再・彩)発見~蔵出し!地域資料展」も覗いてみました。会場は調布で満載の感ありです。
調布市郷土博物館、調布市立図書館、総務部総務課、生活文化スポーツ部産業振興課の共同主催という事もあって幅広い展示になっています。広告チラシ、花火大会ポスターやうちわ町の移り変わりがわかる写真、貴重な調布市の合併する際の文書等々、特にチラシは1970年代からで、当時の物価や、モデルからはファッションまで暮らしぶりもわかり、子どもさんも楽しめる展示になっていました。
会場を見ていると、見かけたことのある小冊子に釘付けになりました。なんと十数年前に私が地域の学習グループで活動していた時に、皆で作った深大寺地域便利帖がそのなかに展示されていたからです。そういえば図書館に寄贈したんだと思い出しました。
深大寺周辺で暮らす方のために、絵地図に医療機関、お店、野菜スタンド等々調べて作成。二回程発行しました。特に二回目は第百生命のフレンドシップ財団の助成を受けて作成したものです。表紙の絵はどちらも私が書いたので(...拙い絵ですが)思いがけない場所での対面にびっくりしました。
展示されている資料からも、その保管されている量は膨大な事がわかります。調布を教えてくれる貴重な地域資料の保管場所は段々に一杯になってきていると聞いています。最近、国では公文書法も制定されました。
議会の歴史の中には、貴重な合併時の確認書などの展示もありました。公文書資料館があれば、展示された様々な資料にいつでも触れることができます。
各担当が様々な地域資料を保管しておいたくれたお陰で、こうしてまちの歴史に触れられることを思うと、議会の委員会審査でも公文書の必要性を訴え、資料保管への予算をしっかり積算するようにと発言してきましたが、常設の資料館があったらと改めて実感しました。29日まで展示されています。きっと展示を見て頂ければ私と同様な気持ちに至るのでは、と思います。今日明日の連休のスケジュールのひとつに是非入れてくださいませ。

2009年10月18日日曜日

日記心の形展

 昨日は、文化会館たづくりで開催中の調布市文化祭に出かけました。その後、布田2丁目にある『ギャラリーみるめ』で開催中の、心の形展に出かけました。
心の形展は、視覚障がい者の生け花を創る会(代表 本橋 澄子さん)主催で、心の目で生花を楽しむ視覚障がい作家の皆さんの生け花の作品展です。
 朝日新聞にも報道されましたが、「双花 はな」は、平成15年に、生け花をしたいという視覚障がい者の方の声を聴いたのをきっかけに一年間の準備期間を経て、16年に教室が設立。生け花は立体空間から成り立っているので、空間を把握することは難しいですが、立体を工夫するための道具も工夫して心に浮かぶイメージを生け花で形にする、という方法で進めているそうです。
主宰されている講師でもある本橋さんは、「私は心に浮かぶイメージを生け花で形にする方法で進めています。心を動かされた感動の気持ち、豊かな感性がイメージを生み出す力になるんです。今回は風をテーマにしていますが、吹く風だけでなく、心で感じる風のイメージをふくらませていくと様々にイメージが湧いてくるんですよ。」と丁寧に説明してくれました。
お話を伺いながら、エレガントな雰囲気の中に、生け花を学びたいとの声に一年間の準備期間をかけて真摯に向かい合ってきた本橋さんの指導者としての凛とした生き方も伝わってきて、思わず背筋がピンとしました。ご自分の俳句からイメージして生け花で表現された方など多彩な作品展です。明日まで開催中です。
会場では、温かな日だまりを感じさせる心地よい風を感じました。皆さんも心地よい秋の風を体験されては、いかがでしょうか。
是非、会場にお出かけ下さい。
 会場:ギャラリーみるめ 調布市布田2-32-8(042-488-2120)
 10/18(日)11:00~18:30 
 10/19(月)11:00~17:00

2009年9月25日金曜日

調布市敬老会

 議会が18日に閉会、21日は敬老会でした。現在調布市民は220,747人。そのうち65歳以上の方が40,979人。うち75歳以上は18,498人と人口比では、8.38%となります。
ちなみに100歳以上の方は46名(男性5名、女性41名)。全国平均では、75歳以上は10.69%と、まだ低い所にありますが、いずれ少子高齢化は避けられない時代になりました。
先日、私は調布市高齢者福祉推進協議会・介護保険部会を傍聴しました。要介護認定の見直しに係る経過措置、介護予防についてが主な議題でした。
 介護予防とは、介護が必要にならないように心身の衰えを予防・回復しようという仕組みです。市でもこの事業に取り組んでいますが、そもそも対象者をどのように見つけていくかが難しいという話も出ていました。体操、口腔ケア、料理など様々な取り組みもあるようです。
私がこれまで取材等通して感じるのは、何より身近な場所で知り合いが居て、おしゃべりしたり会食したり、自分らしく生き生き活動できる場所を数多く提供することこそ大事だと思います。誰もが自分の暮らし慣れた地域に、ずっと住み続けたいと思っています。この願いをサポートするには、行政の力だけでは解決できません。市民が場と人材を提供していくことも、これからは必要になってくるでしょう。市民と行政の協働作業が必要な分野です。
敬老会のアトラクションは歌手の大月みや子さんの歌謡ショーでした。
地域で歌を歌ったり生き生き活動できる場づくり、介護予防という視点からも大事な施策として考えてゆかなければと再認識する一日となりました。

2009年9月7日月曜日

9月議会が開会しました。

 9月4日より、決算議会が開会しました。議会初日には、2件の質疑を行いました。決算議会に提出される資料は積み上げると相当の高さになる分量です。
20年度の決算書、事務報告書、行革プラン報告、マネジメントシート集(この本編は2000ページに及びます)、決算概要書、主要な事業の成果書等々付け合わせしていく資料を挙げると細かくはまだまだあります。これらの資料は通告日28日に揃うため、審議が始まる時間に読み込んで前年度と比較して行くのは、本当に大変な作業です。9日には一般質問も控えている今、捻りはちまきで奮闘中です。
9月6日には、体育祭開会式がありました。秋は行事も目白押しです。健康管理に注意しながら、議員の最も重要な監視機能と提案をすべく頑張ります。


夏は研修会・学習会
 私が所属する自治体学会は全国の研究者、自治体職員、市民から構成される希有な学会です。今年は8月20,21日でしたので、総選挙もあり、参加者はどうなるのかと危惧する声もありましたが、500人規模の会になりました。ここで多くの先進自治体の取り組みや、取り組んでいる現場職員の方との意見交換はすぐに議会活動に反映できるテーマも多く実践的な学びの場になっています。。また、今回は、議会の政策形成能力についての分科会に関わり、多くの議会の実践事例に触れ、沢山のなるほどを持って帰りました。様々な地域で真剣に自治に取り組む人々との交流は、それぞれの地域で、志を同じくする人が全国各地に沢山いて、頑張っていることも実感でき、これから、更に元気よく活動する糧をもらいました。

 武蔵境通り住民協議会は
 8月27日に国立市で開催されたくにたち・まちづくり∞自転車倶楽部主催の学習会に「武蔵境通り住民協議会」メンバーが報告を依頼され、私も協議会メンバーの一人として同席しました。全国初の住民参加型道路づくりへの参加の結果、そして現状の報告は、多くの自治体住民の方にも参考になると思います。
報告した会メンバーは、道理を原点に置き、真に住民参加・参画しています。
開通した道路が地域住民の安心と安全のために、そして日々美化活動にも取り組んでいる実践者としての生き方に、改めて感動し多くを学ばせてもらった会合でした。
武蔵境住民協議会メンバーの報告に聞き入る参加者の皆さん

武蔵境通り住民協議会メンバーの報告に聞き入る参加者の皆さん

2009年1月16日金曜日

明けましておめでとうございます。

 新年のごあいさつをするには、遅かりし、ですが、会報63号を発行し、ようやく新しい年を迎えられた気持ちでいます。
昨年から、国民の世論を無視して国会で審議されている「定額給付金」について、調布市議会では制度化撤回を求める意見書を可否同数で、議長裁決により可決しました。私自身意見書に賛成しましたし、数少ない意見書が提出された議会となりました。しかし、議会の意思が市民の意思という点では僅か一票の差でした。
 議会が国、都に意見書を提出する場合、議会で十分話し合い合意したものを提出していくのもひとつの考え方ではないでしょうか。今回は私自身も同意できる意見書でしたが、これまで様々な意見書を提出していきましたが、国会での論争の地方版と化した意見書も多数あったり、提案した会派を見て、全て反対といった態度表明があったり、実際の意見書の内容を見ると、市政とどういう関係があるのか分からないものが多い現状もあります。提案者から十分な説明もなく、議会終了ギリギリに出されてくるものも多く、本会議では質疑もなく委員会付託もしないで、即決です。これでは市民の皆さんに、何故調布議会として議決する必要があったのか、実際には説明しきれない現状があります。
まして、今のように常に一票を争う状況では、どの会派から議長を選出するのか議会人事にも影響がでてきます。6月には議会人事がありますが、こういった問題が重要視されることが市民にとって、どんなメリットがあるか疑問です。
 調布市民の暮らしにかかわる問題で国や都に意見を提出したい切実な問題こそ、議会で十分審議して、議員同士で合意形成を図り、全会一致で提出する努力が必要ではないかと思います。地方自治の現場に持ち込むべきではない議案のために、議会全体の構成にまで影響がでることは避けるべきではと思います。
むしろ、議会で議員同士が所属政党の利害を超えて、市民のための政策について、もっと自由に意見交換して合意形成を図っていく場を多く持つことが大事と考えます。 会報に、この問題を掲載しました。63号を是非ごらんください。