2001年7月23日月曜日

一ヶ月間にあったこと、いろいろ

6月議会が終わってから日誌を書かずにあっという間に7月も終わりそう。
ごぶさたの大河です。やや夏バテ気味でふうふうしています。
「おしゃべり広場」では時々情報を載せていましたが、ごらん頂いているでしょうか? HPもいよいよiモードで見ることができるように設定されました。私もiモードをチェックしてみました。元気派のキャラクター「みみ太くん」が画面に登場した時は感動しました。 iモードをご利用の方、一度アクセスしてみてください。

さて、大河のいろいろあった一ヶ月の一こまを少し紹介しますと その1.6/20 近くにあるグリーンホビーにてインド音楽を聴く。
向後 隆(こうご たかし)さんを始めとする三人のメンバーの演奏でした。シタール、タブラといった日頃なじみのない楽器を目の当たりにすることができました。私はヨーガを少し習っていたこともあったのでインド音楽はなんだか懐かしい響きに聞こえました。気持ちもリラックスできた夜の一時でした。 インド音楽に関心のある方は下記のホームページにアクセスしてみてください。
秋には新しいCDを出されるとか、楽しみです。
ホームページhttp://www.bon-music.com

その2.6/22アメリカでお世話になったコロンビア大学留学中の稲富さんに会う。
稲富さんは大学卒業後会社に勤務したのですが、その後松下政経塾に学び、現在コロンビア大学に留学したという経歴の持ち主です。今は学校が始まる一ヶ月前だそうです。彼を紹介してくれた友人の江東区議の豊島さんと三人で日本で一番おいしいイタリア政府公認?の某レストランで食事しました。
アメリカで会った時の彼は髭を生やした学生さんが、ネクタイをして登場したので別人のようでびっくり。稲富さんのお陰で、アメリカ滞在時にコロンビア大学のキャンパスや図書館を見学することができたのです。アメリカが徹底して日本を研究したすごさは大学の蔵書にも表れていました。本当に圧倒されました。
ちなみにあの宇多田ヒカルさんの学んでいる校舎も見ました!! その後のメールでかの有名な「メトロポリタン美術館」はコロンビア大学の学生はなんとタダということを聞きびっくり。日本の大学で、そんな所はあるのかな?とちょっと考えてしまいました。 映画は昼なら6$とか、安い!そうか、うーん。そうなのか、と我が家の大学2年になる娘もびっくり。アメリカから稲富さんは元気派のホームページにアクセスしたとのこと。
稲富さんまた見に来てくださいね。

その3.6/30東京ウイメンズプラザにて「希望の輪」のシンポジウムに参加
市民の力で国政に無所属の女性候補者を擁立しようと運動している「希望の輪」運動を進めている会からの依頼でパネリストとして参加しました。「政治を変えるのは女達」、「議会に多数の女性を送れば、政治は変わる」という趣旨の集会でした。
友人の無所属の市議や生活者ネットワークの都議などもパネリストとして参加しましたが、様々な現場の声を聴くことができ多く学ぶ点もありました。この運動の中心は国政に送り出すことが主なる目的のようでした。 現行制度では無所属で、著名ではない女性候補を当選させることは現在行われている参院選を見てもかなりハードルは高いというのが実感です。これから考えていかなければならない問題でしょうが、課題山積です。

その4.
7/13.14.15学習三昧の3日間を過ごす
7/13.14は市川房枝記念会政治参画セミナーにて、江橋法政大学教授から「これからの女性行政と自治体政策、条例づくり等について」学ぶ。 14夕方から15日一日は自主研で「ごみ問題全般」について熊本明治学院教授から「目から鱗」の講義を受ける。どちらもこれから自らが関わっていく重要なテーマです。 どの問題も日進月歩というのか情報の鮮度と自分の機軸のバランスをしっかりと取っていかなければという実感を持っています。しっかりした視点と正確な情報を得て、市民代表の議員として何事も判断しなければなりませんが、その時代のテンポについていく努力を怠るとたいへんなことになるなという危機感を今更ながら今回の学習会で実感しました。

その5.
7/17.武蔵野女子大学で、自治の現場からの報告をする

大学のキャンパスを訪れるのは久しぶりでした。
当初依頼された時は、何をどう話すか迷いました。
結局ありのままのこれまでを伝えることが一番と考え率直な話を伝えました。
女子大は、当たり前ですが女性ばかりです。
若い女性の熱い視線に耐えながら、私が経験してきた市民自治へアプローチしている今日までの活動を報告しました。
思いの外、静かに耳を傾けてくれうれしかったです。議員が知り合いにいるかという質問には99%がNOでした。
私自身振り返って考えてみれば、市議の名前は知っていても実際に話した人は殆どいなかったことを思い出しました。
地方議員もまだまだ市民のみじかな存在とはいえませんね。
終了後、何人かの学生が残ってくれ率直な意見も寄せてくれました。
もっともっと若い世代にも政治が生活の必需品だと言うことをわかるように伝える努力をしなくては。
ちなみに話した内容のレジュメを下記に記載します。 内容は、想像してください。

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市民が主役のまちづくりをめざして!
-自治の種蒔く現場から-

2001.0717
調布市議会議員 大河みとこ
okawa.mitoko@nifty.ne.jp

はじめに

「市民である未来の候補者のあなたに」
人生を創っていく上で政治は欠かせないツール、問題解決の鍵は一人一人の手の中に、「少女よ大志をいだけ」
1.自己紹介から
(1)議員活動、市民活動、個人として
(2) 自分で考えること、「おこずかい」の意味

2.学生時代は何を思い過ごしたか
(1)ルソー「エミール」に感動し教職を目指す
(2)自立することの意味に悩む

3. 政治家を目指した理由
(1)暮らしの問題は全て政治と結びついているとは
(2)行政批判では問題解決しない。ではどうする?
(3)女性の政治参画「調布の市政を暮らしの中に」
(4)市民が主役の選挙って「プロセス」は大事、

4. 家庭、子育てと仕事
(1)自分の生き方を自分でデザインする
(2)性別役割分担との戦い「女性と仕事」
(3)家族とのパートナーシップ
(4)娘を持つ母親として思うこと

5. 議員の日常生活って
(1)議員は4年間有効なパスポート、どう生かす?
(2)無所属・無党派議員の活動は自分で創る
(3)「元気派市民とみとこの会」との活動
(4)個人、市民、議員は24時間営業のコンビニ並

6. 議員として直面している課題は何か
(1)議会制民主主義を歪める数の論理
(2)市民の常識は議会の非常識
(3)立法機関としての義務

7. 今市民に求められていることは何?
(1)自治って何?
(2)学習から実践へ
(3)「政治」に何を求めるのか、それに対し何をしようと考えるのか
(4)批評から参加、そして参画へ
(5)「市民」は「自治」をめざす

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その6.「参院選始まる」
暑さで少々ばて気味の大河は、小学生がするような日記のまとめ書きをしてしまいました。よくない見本ですね。高三の娘は今日から予備校に通っています。 「暑い夏」皆さんはどうお過ごしですか?参院選の真っ最中です。新しい選挙制度はわかりにくく無名な良識ある政治家を誕生させることはさらに「道遠し」の感があります。
どの政党、どの人に大事な一票を投じたら良いのか迷うのは私一人ではないと思います。

昨夜テレビで「知覧の特攻隊」特集が放映されていました。 未来のある若者の命を無駄にする戦争への道だけは二度と繰り返してはいけません。せめて平和を守る、人権を尊重する、命を尊ぶ考えを持った子ども達の未来を創っていく誠実な人に大事な一票を託したいと思います。