2000年4月27日木曜日

グリーンホビーコンサートは心のオアシス

4月26日は深大寺の自宅近くにある小さな喫茶室で夕方から月一回開催されるミニコンサートの日でした。水曜日は何故か他の例会と重なり、聴きそびれていましたが、久しぶりに最初から最後までゆっくりと鑑賞する事ができ、うれしい日になりました。この日もいつもながら会を運営される方のお人柄を感じさせる心温まる雰囲気で進行しました。地域に根付いている文化を体感する瞬間です。今回は東京オペラシティーの建築設計に携わった建築家でもあり、声楽もされる林雄嗣さんのコンサートでした。パートナーの林鈴子さんの伴奏でアッという間の2時間でした。
私の大好きな日本の唄、「浜辺の歌」「この道」「椰子の実」シューマン、シューベルトの歌曲、そして、イタリアの歌曲に続きオペラのアリアも聴くことができました。特にディ・カプア作曲「Ite vurria vassa!」というイタリアの歌曲は意味を十分理解できたわけではありませんが、哀しいフレーズに涙がこぼれてしまいました。オペラシティー設計のお話も聴くことができ、(何故たくさん木材を用いたか、、など)今度はオペラを鑑賞に行こうと心に決めてしまいました。
50人ほど入るとぎっしりという会場ですが、休憩時間に美味しいコーヒーとクッキーも出され、慌ただしく動き回っているどたばたした心に瑞々しい水を注ぐことが出来た贅沢な時間を手にすることができました。私の住む深大寺にはこんな素敵なオアシスもあります。ちなみに来月5月24日(水)19:00からは「エンジニアによるギターコンサートin深大寺」です。深大寺「グリーンホビー」会費1000円(コーヒー、クッキー付き)、「深大寺入り口すかいらーく横(問い合わせ0422-33-9037古城)よろしかったら覗いてみてくださいませ。

2000年4月13日木曜日

分権推進の先進市の事例から

今日は「分権条例制定について、自治体の現場から」ということで「横須賀市」の事例について(社)東京自治研究センター主催の、月例フォーラムに参加し学習してきました。
調布市でも3月議会では多くの分権関連の条例が提案されました。地方分権とは何かを考えた時、実際には法の施行条例ばかりが並ぶ新規制定や改正、廃止が多かったという感想を持っています。議会としての分権への取り組みという点からこれでいいわけがなかったという自己反省もありました。市民自治を目指す「元気派市民の会」趣旨からも、もう少し一歩前を行く自治体の事例を知りたいと考えていました。 
まず横須賀市の分権条例制定にあたって最初に話された「基本的姿勢」の説明に目からうろこの感ありでした。書いてしまえば当たり前のようですが、横須賀市では地方分権の最終帰着点が市民への分権(住民自治の充実)という観点も含め、地方分権時代の自治立法としての条例と規則のあり方を見直し、『分かりやすい条例、規則体系の整備』に取り組んできたというくだりです。
スタートは市長のトップダウだったと伺いました。自治体経営者が自治とは何かを根本的に捉えていた事が重要なキーワードになって進められてきたことがわかりました。職員の話しでは、実際には、条例制定後何が変わったのかというと、実務は以前と変わっていないようですが、任意でない法定事務の中で自ら意志を持って行っていく事が今後の課題だという問題意識でこれからも取り組んでいくという話しでした。 
熱意を持って地方分権を進めるには、なんといっても職員の意識改革が重要だという感想も持ちましたが、それ以上にトップに立つ人の市政への問題認識が自治の実現の方向を決めるものだと改めて認識しました。
横須賀市に関心のある方は下記のホームページをごらんください。行政手続きの電子化の先進事例の市であることがわかると思います。また、横須賀市議会もリンクしています。併せてごらんください。
横須賀市ホームページアドレス→http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/

2000年4月10日月曜日

会員募集と寄付のお願い

4月10日、本日はみみチャンネル28号の発行日です。
新しい会報みみチャンネルが古紙100%の再生紙に刷り上がり、土曜日に事務所に届きました。100%再生紙への切り替えは、会の課題でもありましたので、いつもよりやや白い紙に刷り上がってきた会報を手にしながら、ようやく実行できほっとしています。困難な時代ですが、今後の調布のまちづくりへの新たな始動期を迎えたという認識から市長へ「自治体の経営戦略」をどう考えているのかを迫った3月 議会の報告を主に掲載しました。 
今日から配送作業に入ります。事務所は会報の山に埋もれています。手配り分、郵送分とありますので封筒詰めをしたりしますが、なかなか手の掛かる作業です。多くの会員の方がボランティアでこの作業を担ってくれています。皆忙しい生活の合間をぬって1時間、2時間と駆け付けてくれます。今回は振り込み用紙同封という作業がもうひとつ加わります。
私たちの会は市民が集まって、市民自治を目指し政治団体を結成し活動をしているのはご存じの通りです。母体は自治にかける思いを持った市民、一人一人の集合体で、政党や特定団体とは何の利害関係もありませんし、援助も受けていません。自分たちの政治信条を守り育てるために、自分たちが自ら努力し自立した活動をしていかなければと考えています。自分たちで会費を出し合い、労力も出し合い、多くの市民に市政を伝えていくことを、特に重要な会の活動と考え会報を少しづつ増刷してきています。会の活動も6年目を迎えました。懸案だったHPにもようやく会報内容をお伝えできるようになりました。この活動をこれから更に充実させ、発展させるためには皆様の支えと活動を賄う実費が欠かせません。HPをご覧いただいた中で「元気派市民とみとこの会」の活動趣旨についてご理解いただき、会への入会またはご支援頂ければ幸いです。 
会報は郵送の方には来週早々に、手配り分については、それぞれの地域の会メンバーが生活の合間にボランティアで配っていますので、遅くなる地域もあるかと思いますが今月一杯を目標にしています。しばらくお待ちください。会報をお読みいただけましたら感想もお寄せ頂ければと思います。

2000年4月3日月曜日

市政と市民の架け橋」である議員として

4月2日、もうすぐ3日を迎える時間になりそうですが、ようやく会報みみチャンネル28号の編集が終了しました。明日、原稿を印刷に入稿します。郵送作業がありますので多くの方のお手元に届くのは15日以降になるかと思います。ホームページをご覧いただいている皆様には一日も早くお読み頂けるよう準備致しますので、しばらくお待ち下さい。 
ところで今回発行する会報をご覧いただくと活動日誌に「計画策定」の傍聴が多いことに気づかれると思います。市は「市民が主役のまちづくり」を実現するために各計画への公募委員募集、そして会議の公開、議事録のホームページの公開など実行しています。
  私は市民が議員に全てを白紙委任しているわけではないと常々考えています。ですから機会があれば市民の方がどんな考えを持っているか常に耳を傾けることに努力しています。自分の判断する結論が市民の皆さんの意見を反映させる意味からも「市政と市民の架け橋」という自分の立場からも努力したいと考えています。
  実際に各計画策定委員会を傍聴してみると、最初はぎこちない雰囲気から、段々議論できる人間関係が生まれ、なるほどと思える結論が自然に導き出されていくという事例も見てきています。職員、市民という枠を超えて真剣に議論することが最近のキーワードになっている「協働」という言葉のいい意味での体験の場となっているともいえます。傍聴し、プロセスを見ることで、私自身議会に出された議案の過程がわかり議論を深め、よりよい結論を導き出すことにも努力できます。 
ただ残念なのはまだまだ傍聴される方が大変少ないことです。委員会の開催日時の設定、広報の仕方の努力も必要ですが、私たちもまちに関心を持つことも同様に大切なことだと思います。ひとつの工夫として実際に計画に生かされる公園づくりといった参加しやすいメニューの充実がもうひとつのキーワードになると思います、今年度は、市が具体的に市民参加できる多くのメニュー充実を求めたいものです。皆さんの提案も是非、とお願いします