2002年10月2日水曜日

9月議会終了する!

長い決算議会が終了しました。山のような資料と格闘しながら緊張の連続でしたが、語りきれない程様々な事がありました。新しい市長の基本的な考え方に対する代表質問、一般質問、決算審議、異例の緊急質問など様々な出来事をどのように会報で伝えたらいいのか悩んでいます。幸いにもホームページには、私たち元気派市民の会の代表質問全文と市長答弁全文が本日付けで載せることもできましたので、是非ご覧頂きたいと思います。新市長に対する市民派・元気派市民の会としての考え方をより多くの方に伝えたいのです。代表質問は再質問ができないのが議会の申し合わせになっています。ご覧頂ければわかると思いますが、質問と答弁がかみ合わず、新市長の市政に向かう基本的理念を私自身が理解するに至りませんでした。
私は予算13年度決算の認定については反対しました。最も大きな理由は、今までも指摘し予算に反対してきた国領南北再開発事業が市民へ充分な説明責任が果たされないままに予算が執行された点にあります。今回の決算に出された資料の時期が遅かったことが議会初日の緊急質問につながった事や、事務事業評価に曖昧な点が多かったことなども決算認定に対する反対の討論では指摘をしました。
今回は、新市長の政治姿勢を問う緊急質問が議会初日と最終日にある異例の議会でもありました。初日は市長の情報公開に対する姿勢について、最終日は10月の大幅人事に関してでした。初日の緊急質問は新聞報道された「市保養所廃止」と誤解を招いた記事に関してでした。市長は迅速な情報公開を基本にしているが、議会への充分な情報提供がない状況で、市民に混乱を招くような情報公開の仕方は問題だ。市長の基本的な政治姿勢に係わる問題なので正したいという趣旨でした。日頃から議会は生き物だと感じてはいますが、何故遅くなっているか理由がなかなか見えず開始時間も未定になり、傍聴に見えた多くの市民の方にごめいわくをかける結果になってしまいました。私自身、当初は何故議会が開会しないのかわかりませんでした。ようやく緊急質問を検討している会派の会議が開催され調整に手間取っていることが知らされ、その後緊急幹事会、議会運営委員会の開催などがあり、大幅な遅れになった経緯があります。傍聴者からは議会としての説明を求める申し入れもありました。協議した結果、議会事務局が議会の広報の窓口であるので、事務局からの説明が議会の見解であることの確認をしました。ただ議会の進行が市民に見えにくいのも事実なので、今後議会としても改善すべき点んびついて議会として検討していく事も併せて確認されました。市民代表で構成されている議会が市民に見えにくいのでは困ります。何とかわかりやすい運営をと提案したりもしていますが、議会運営に関しては会派構成人数で左右される事が多く、一人会派では及ばない現状も事実として存在します。どうしたら議会が市民の方に必要な機関として理解して頂けるか、これからの大きな課題です。
ところで、9月10日の日誌にも書きましたが、議員定数を話し合うために開催された幹事会は、緊急質問など議事日程に大幅な変更もありその日には開催されませんでした。私の基本的な考え方は10日付けの日誌をごらんください。10月2日、改めて話し合いましたが、入り口論から激論になりました。今回確認したのは幹事会は議会改革を審議する調整機関である事、幹事会では議員定数問題以外の議会改革についても話し合いを進め検討して行くこと。議会の情報公開は重要なので、議会改革で問題提起されている議員定数削減の是非の議論の市民への情報公開や、意見も聞けるよう工夫しながら行うことの三点です。そのために次回からは録音することになりました。特にこの三点目は私自身、最も主張した事でした。幹事会の総意として共通認識が持てた背景には最近の各地方議会の動きからも、議会が市民から遠い所にあってはいけないという共通の問題意識があったものと思っています。次回は18日に開催されます。議員定数削減の是非がテーマになります。皆様の意見をお待ちしております。これから会報みみチャンネル38号作成の作業に入りますが、会期が長かった事や様々な問題を限られたスペースでどのように載せるか今から頭を痛めています。紙面にも工夫をと考えていますが、どうなることやら頑張るぞと自分に言い聞かせています。明後日の4.5日は友人の香川県議渡辺さと子さんからの依頼で、女性を議会に!エンパワーメントセミナー2002で「財政に強くなろう」というテーマで講師を務めます。これから議会を目指す女性を中心にしたメンバーに議会での体験を中心に話す予定です。財政民主主義というと硬いですが、その事がいかに重要な事かが伝わるといいのですが、、。日々追われ、でも大事なことは何かを意識し、仕事に今まで以上に身が入る毎日で、気分はまだ熱い大河です。