2004年7月31日土曜日

市民活動支援センター業務委託団体選考会

  昨日は、たづくりの映像シアターで、国領北口再開発ビル内にできるボランティア・NPO支援センター運営業務受託希望団体によるプレゼンテーションが公開されました。選考委員会(委員長・広岡守穂中央大学教授・計8名の委員)では予め提出された書類とプレゼンテーションにより候補者を選考します。発表が15分・質疑30分、審査結果は非公開で後日ホームページ等で公表されます。

応募した団体は、NPO法人全国教育ボランティアの会、ちょうふ市民活動を支援する会、社会福祉法人調布市社会福祉協議会の3団体です。会場には団体関係者、市民など多くの見守る中でスタートしました。各団体共に、パソコンで作成されてきた画像を用いて、それぞれの団体の特徴なども分かる工夫されたものでアピールされていました。

プレゼンテ-ションを見ていて私たちが疑問に思った点など、多くは委員から出された質問の中に網羅されていたので、各選考委員の価値基準や団体に求めるものなどもある程度理解できた気がします。発表を聴いているとそれぞれに良さ、また不安に思う点もあり、各団体が何らかの形で協働しながら運営できれば随分と機能するセンターになるのではないかなという印象を持ちました。終了後の審査がどうなったのか、まだ分かりませんが、選考する難しさを私自身も肌で感じる選考会でした。

2004年7月30日金曜日

自治体財政分析講座を終えて

 3日間続いた研修会も29日で終了しました。28.29日の両日開催された「新しい自治体財政分析講座」には、遠くは札幌市からも参加されていました。少数精鋭?の研修会で冷や汗を流しながらバランスシート、コスト計算書とのにらめっこ。企業のバランスシートを使って、「夏と言えば、」の飲料メーカー二社の比較は特に興味深く、比較するとそれぞれの弱点や強みがよくわかりました。

 後半、自治体の財政指標を用いた比較も、バランスシートだけではわからない業績評価が、行政コスト計算書から読みとれることも理解できました。ふうふうしながら演習問題を解いての研修でした。あーしんどかった。自分のまちの決算審議にどう生かしていくのか、復習しながら、自分のまちの数字を読みとれるようにならないと。それにしても様々な財政分析ができるのもだと感心しつつも、議員が数字から見えてくる財政運営に政策提言も含め提言できるようになるには、日々研鑽が必要で難しい事ですね。

 研修会参加は、私にとっては行革が、将来を見据えた市民の幸福に結びついていくために、財政からもアプローチしたいとの思いからの一環ですが、研修会参加者からは、それぞれに自分のまちの政治がより良い方向に前進するように頑張っている情熱が感じられます。私も頑張らねば、そんなエネルギーを貰えるのも研修会の良さです。

2004年7月28日水曜日

新しい自治体財政分析講座って、、。

 おはようござます。昨日は、(財)社会生産性本部主催の「自治体ベンチマーキング・フォーラム」に参加しました。最近、自治体で行政評価システムが導入されるようになってきましたが、行政評価システムは主に経年の比較軸をみるものですが、このシステムを機能させるための事業改善として、自治体間の相互比較をする手法のベンチマーキングを取り入れる市が出てきています。

調布市でも行政評価を取り入れつつあるなかで、その後に必要となってくるシステムとして以前からベンチマーキングには関心があったのでフォーラムを知ってすぐに申し込みました。三重県の事例や学術的な観点からの、公共サービスに対する市場原理導入とベンチマーキングについてなど様々な点からのお話で、全体像が具体的に掴める学習会だったので充実した研修ができました。

 そして今日から二日間、同じく(財)社会生産性本部主催の、「新しい自治体財政分析講座」を学ぶ予定です。終日、計算機を片手に研修することになるようです。さあ、どんな成果を得られるのか、心配ですが期待もしています。遅刻しないようにでかけよう。行って来ます。

2004年7月27日火曜日

日本福祉のまちづくり学会・盛岡大会に参加する。

 猛暑が続いています。7月22日から盛岡市で開催された日本福祉のまちづくり学会に参加してきました。今回のテーマは「地域特性を生かした福祉のまちづくり」です。会場は仙台以北で一番高い地上20階、高さ92mのマリオスでした。

パネルディスカッションで話されていた中で、岩手での障碍者の生活空間では積雪が大きな問題だという話しを聞きました。スロープに積雪があると進めない、路面表示した車椅子駐車場マークも消えてしまい使えないなど各施設に屋根があるとないとでは生活に大きな支障がでるという話は、まさに今回の地域特性というテーマならではの問題提起でした。

 今回も何人かの方と親交を深める事ができました。特に岩手県知事業務委託盛岡地方振興局所管の身体障害者相談員の長根新一郎さんと懇親会会場で知り合いましたが、長根さんのノートに書き込まれた当事者の目から見た道路、施設の改善提案メモは圧巻でした。
僅かな時間の交流でしたが、具体的に困った点の改善に向けて体を張って頑張ってこられた事や、多趣味で活躍されている事など人生の先輩として頭の下がる思いでお話を聞かせて頂きました。全国大会では各地域で活躍されている多くの方と交流できるのが、生きた研修にもなりますが、今大会でも福祉分野で精力的に活躍している方に沢山会うことができました。

2004年7月22日木曜日

 緊急講演・インターネット社会の問題、4回目の行財政改革アクションプラン説明会へ出席。

   -「インターネットの中のこどもたちの世界を体験する」-


 インターネットに関する犯罪が増えています。その被害者・加害者どちらにも子どもたちが巻き込まれている時代に大人は何をすべきか考えていた矢先でしたので、19日には文化会館たづくりくすのきホールで緊急講演として行われた「インターネットの中のこどもたちの世界を体験する」の第一部、七海 陽さんの話を聴きに出かけました。文字通りパソコンを使ってインターネットの仕組みや特徴、子ども達の「ネットコミュニケーション」の世界、インターネット社会の問題点、そこから今、大人としてできることなどについての提案もありました。特に子ども達の「ネットコミュニケーション」の世界について聴いていると、わかっていたつもりでしたが、私たちが育ってきた社会環境と現在の状況とが根本的に異なったものであるという実感を改めて強く持ちました。

ネット上では仮の人格で、コミュニケーションがもう一つの社会を作っているという話もありましたが、様々な分野で開設されているメーリングを始めとしてチャットなども年齢や距離、時間も関係なく匿名で参加が可能です。新しいネット社会は、自由で平等ですが、そこには自己責任とモラル形成をしていく事が重要、これを怠っていると子どもが被害者にも加害者にも成りうる危険とリスクがあるというのも切実な話でした。

確かに個人情報の漏洩、出会い系、有害情報、架空請求、コンピューターウイルス、ネットストーカー、詐欺、著作権の侵害など、インターネット利用者誰もがリスクとして抱えている問題は年齢に関係なくインターネットを利用している子ども達もリスク対象者です。子どもたちがインターネットを利用している場所の75%は家庭です。講演の中ではエチケットをもじって、ネチケットという造語を使って情報リテラシーの教育、情報を読みよく能力を培っていく必要性が話されていましたが、これは同時に大人にもいえることだなと感じました。

講演の中では、仮想社会にはまっていく原因のひとつに現実のつまらなさ、人間関係の辛さなどもある、日頃から大人は子どもたちと話し合ったり、魅力的な直接体験を増やしてあげる事が重要だと強調されていました。インターネットがこれだけ普及している今、危険だからと否定するのではなく、情報活用能力の向上や国際理解能力など良さも認めた上で、マナー・モラルについて教えていく事が家庭に求められているという話から具体的にはID・パスワードを他人に教えないこと、個人情報を発信しないこと、ウイルス対策、差別用語やプライバシー、著作権の説明、被害にあっても泣き寝入りしないようにすることなどは家庭でも教えられる対策だとの説明でした。

まだ未成熟なインターネットをどのように成熟させていくかが大人に問われています。教育現場、地域、家庭でどのようにマナーを教えていくか、直接体験を増やし生きていく力をつけていくにはどうしたらいいのかなど私自身、これから提案していかなければならない大きな分野だと感じました。講演の最後に聴いたキューリー夫妻の「科学技術は中立であり、善悪に関することは全て使用する人間性にかかっている」という言葉が重い言葉として耳に残りました。

                                             
 元気派事務所のパソコン         くすのきホールでの講演会・大画面での説明
 元気派事務所のパソコン         くすのきホールの講演会・大画面での説明


             
        -行革アクションプラン説明会4回目に出席-


 昨夜、行革アクションプラン4回目の説明会が深大寺地域センターで行われました。私も4回連続の出席でしたが。プランを二時間で説明するのは難しいと毎回感じています。テーマ別の説明が質疑との時間の関係で、たいていは後半はまとめて短い説明になる傾向があります。ところで今回も前回と同様に廃止が提案されている保養所以外の事業について具体的な数値が入った資料は無いのかという質問がでました。これは前回もあった質問で想定できたものです。この会は市民サービスに直接関係する事業見直しへの理解を得るためのものでもあります。会場にOHPの準備がありましたが使用されませんでした。具体的な資料で説明していこうとする姿勢があれば、当然、説明会の後に次回どう進めたらより市民理解が得られるのか工夫するべく検討しているでしょうにと、説明会に臨む基本的な姿勢に疑問が残りました。


 今回は、職員の退職金引き下げは妥当か、安全安心のまちづくりへの行政努力をという意見。公共施設の見直しとあるが北ノ台小学校体育館の床はコンクリートで木の床ではない。深大寺憩いの家は温泉も導入され利用者も増えていると思うが、見直しするするなら根拠になる資料が欲しいなどの意見も出されました。
 これだけ多くの事業を見直しするのなら、廃止で得た財源はよく考えて、本当に必要な事業に当てて欲しい、事業の優先順位をどう考えているか分からないという話の中から、最近市報に出された音楽・芝居小屋のあるまちづくりとして建設する複合施設へ疑問が複数出されました。
今なぜ芝居小屋が必要なのか事業の緊急性がわからないという質問に、議会が建設予算を承認したという説明に対しては抽象的ではなく具体的な説明を求める声も出ました。時間の関係で議論が中途半端な状態で終了し不満の声も出されていました。

市民参加の市政を目指している調布市が、これからの調布のまちづくりを市民と協働で進めていくために地域へ出向いての説明会は大いに歓迎しています。地域で出された市民の声を丁寧にすくい上げていく基本姿勢や、会の資料なども出された意見から次回へ生かす工夫を今後ともして欲しいものです。せっかく行政が地域に出向いていく機会です。自治会掲示板での案内、会場での早くからのお知らせなど、より多くの市民に関心を持ってもらうための方策が必要だな、そんな事も考えながら帰ってきました。

2004年7月17日土曜日

武蔵境通り住民協議会に参加する

  昨日に続いて暑い一日でした。今日は、武蔵境通り住民協議会に参加ましたが、本日は都・市の関係者も出席しての会合でした。武蔵境通りは当初18mで都市計画決定されていたものが、都からの提案で最終的に36mに計画変更され都市計画決定されました。当初の提案では2mの環境施設帯を設置提案も含まれていて、何故ここに幹線道路が必要なのか地域住民の立場からも納得できない提案で、私自身厳しい経験を重ねてきた道路問題です。計画決定したからといって諦めては、私たちの暮らしに直結した道路です。住民の意向と関係なく計画が進み、使いにくい道路が出来てしまう結果にはしたくないという強い思いから、地域住民で協議会を立ち上げ、皆で協力しあいながら、工事に関しても様々な提案をして道づくりに係わっています。


いよいよ一期目の工事として440mの区間の設計も大詰めを迎えていますが、私たちにとっては、生活道路との接続、植裁計画、自転車道等様々な課題はどのように計画されているのか重大な問題です。都では、この道路を日本でも有数の緑豊かな道路にしたいと公言されている事もありますので、その言葉に反しないためにも深大寺にふさわしい道路という観点から計画時から話し合われてきた樹木選定への提案や、自転車と歩行者の共存など様々な視点から意見交換をしました。


 まだまだお互いの認識の相違もあってか、話し合いでの歩み寄りのテンポは遅く不満も残りました。「行政との協働」という言葉は美しいですが、信頼関係を創り上げ、お互いの目指す方向を一致させて努力して積み上げていくには、双方がねばり強く話し合い、やっと一歩進めるかなというのが実感です。行政側も道路を完成させていくなかで、ここまで住民と係わっている例は初めての経験のようです。この経験を様々な場面で生かして欲しいものだとも思っています。

ここでは、「協働のまちづくり」とか「公共」という言葉を肌で実感します。
日々忙しい生活のなかで会報を作ったり、工事の動向を毎日確認したり、或いは緑の専門知識を生かして樹木の選定に智恵を出してくれたりと地域で暮らす住民の地味な日常の努力が、ここでは新旧住民が力を合わせて道づくりをしようという動きに少しずつ繋がってきています。私自身、今日もここで多くを学ばせてもらいました。 

2004年7月15日木曜日

一週間と一日のご無沙汰でした。

 会報編集作業と学習会が続き、一週間が瞬く間に過ぎてしまいました。7月13日には国領駅北地区再開発ビルの中に建設中の調布市市民活動支援センター・国領駅北ふれあいの家(仮)整備工事現場の視察がありました。昭和54年に市街地再開発等調査が開始されてから、ようやく平成14年工事着手、もうすぐ完成します。この再開発ビルは多摩地区随一の高さ約120mのランドマークタワー、地下2階地上34階建てで内訳は地下に駐車場1.2.3階に公共施設とテナント、4階から34階までは住居(285戸)となっています。
それぞれの施設を視察した一番の感想は、まだ機材等も搬入されていないせいもあると思いますが、とにかくそれぞれの場所が「広い」という印象を持ちました。施設の床面積と視察した建物の画像をお届けします!
          

         -国領北地区再開発ビル-

一階(ふれあいの家) 49.361平米
二階(市民活動支援センター)
ボランティア・NPO支援センター 789.419平米
パートバンク 149.775平米
チャレンジショップ 64.103平米
三階(市民活動支援センター)
男女共同参画推進センター 1188.403平米
産業振興センター 279.224平米


120mの屋上                   屋上から見た景色
120mの屋上です。                    屋上から見た風景


多摩随一のノッポビル                   三階のコルク床の保育室
多摩随一のノッポビル                   3階のコルク床の保育室


三階木フロアーの講習室             二階・支援センターのフロアー
3階木フロアーの講習室            2階・支援センターのフロア  



              -学習三昧の三日間-

 7月9・10日は、94年から受講している市川房枝記念会政治参画セミナーに参加しました。10日の「日本の食糧政策」に向けて、9日午後は事前学習の意味合いから学校給食の事例報告でした。大河みとこも報告者の一人として、現在私が考えている「学校給食から見えてくるもの」について財政面からの切り口から報告しました。

10日は農水省の方から「日本の食糧政策」を法律の面から、また今後国が目指す食糧政策について講義を受けました。
夕方からはセミナーで学ぶ有志と97年に結成した「全国自治体議員行財政研究会」主催の自主企画の勉強会の会場・代々木のオリンピックセンターへと移動しました。(北は白河市、南は松山、高松、佐世保各市まで全国市町村の友人と共に年4回、学習会を二日間の日程で自主企画して学んでいます。)

10日は「指定管理者制度」について香川大学の非常勤講師でもある三野先生の講義でした。制度の課題を知り、沢山の宿題をもらいました。10日はセンターで四人部屋に宿泊、会場の都合で翌11日は文京区役所の会議室をお借りして、9時から神奈川県地方自治研究所の熊谷先生を講師に迎え「三位一体の改革」について学びました。自治を実現していくために私たちが今すべき事は何かを考えながら話しに耳を傾けてきました。

会報編集の締め切り日を以前から11日に決めていたので、午後の講義は諦めて事務所に戻り、まず投票場へ。そして午後2時から夜中12時まで5名のメンバーで、目を赤くしながら会報みみチャンネル45号を仕上げ、予定通り翌12日に入稿しました。あーほっとしました。ホームページにも6月議会の審議結果、一般質問などと併せて近々に掲載致します。是非ごらんくださいませ。

2004年7月7日水曜日

今日は七夕、汗をかきながら会報編集中、

 議会終了してから、まず会報原稿の入稿日を決めています。終わりを決めると何とかしようと頑張るものですが、今回は締め切り間際に研修会が三日間予定に入り、結果的にかなりハードな日程になってしまいました。今更なのですが、書き始めると唸ってみても言葉が滑らかに出てくる訳でもなく、「文字数を少なくして、分かりやすく、、」これがいつもながらの課題です。
 今日は七夕ですが、事務所でがんばって作業しないと間に合わない、そんな風情のない一日です。 お昼に休憩し、雑草が元気一杯の庭に久しぶりに出てみてきょろきょろして眺めていると、我が家の老犬「シュン」と目が合ってしまいました。
深大寺保育園が新設された、旧都営住宅跡地に捨てられていた子犬だったシュンも、我が家に来てから14年が経ちました。今は「老いる」事を様々な場面で教えてもらっています。庭には紫陽花、郷里の長野ではよく見かける「ホタル袋」が一本だけひっそりと咲いていました。


  夏本番、参院選投票日も間近です。ここ深大寺に居ると参院選選挙カーの音も聞こえてきません。新聞やテレビなどの報道を注意深く耳を傾けるだけでなく、持続可能な社会を目指すために「これからの私たちの未来」をどう創っていくのかという視点からしっかり判断しなければと、現在の社会状況に危機感を募らせています。大事な選挙、よく考えて「投票に行こう」と、原稿を書きながら、考えている大河です。

2004年7月4日日曜日

新しい女性のネットワーク広がる。

 本日、文化会館たづくりで女性の新しいネットワークを考えるシンポジウムが開催されました。パネラーは、調布で活躍中の女性三人が登場しました。コーディネーターの日本女子大学教授の田中雅文さんから、社会貢献しながらビジネスを作っていくなどビジネスと市民活動のボーダレス時代になってきて私益と公益の融合が図られていく時代認識、また伝統的な地域連帯から進んできた今、新しい地域の繋がりをどのように作っていくかが地域の課題でもあるという問題提起もありました。
パネラーは、クッキングハウス(新しい福祉文化を創造する場としてカウンセリング付きレストラン等を運営)代表の松浦幸子さん
http://www.ne.jp/asahi/cookinghouse/1/


リン・MCグループ(葬送トータルサポート)代表の蓮井清子さん
 http://www.lin-mc.gr.jp 


おたすけママ(縫い物・家事・イベント企画代行)代表青山富美江さんhttp://otasukemama.at.infoseek.co.jp/


 3人に共通な点は、コミュニティーを大事にしてきたことや、ネットワークを広げてきた中での個々人の思いの深さです。それぞれに事業を興してきた過程では難しい課題があったと思いますが、係わった人たちとの人間関係を大事に紡いできた結果が形になったようにも感じました。

 私はパネラーの発言の中で、「競争ではなく、どんな時でも、その人の居場所を見つけたい、一緒に豊かに地域で暮らしていきたい。」という言葉に胸打たれました。私は、地域社会を未来あるものにしていくのは私たち自身だと常々思っています。地域で元気に活躍し、新しい価値を創造していく人に今日も出会えました。なんだか元気を沢山もらう事ができた、うれしい会でした。

2004年7月3日土曜日

リバティータワーでの研究会

 お茶の水駅近くにあるリバティータワー13階で国際公会計学会関東部会と日本地方自治学会関東部会との合同研究会がありました。リバティータワーは、実は明治大学駿河台校舎の建物の愛称のようですが、りっな都心にあるオフィスのような感じで、郊外にある大学校舎とは趣が違うものだと感心したりしました。

今日は公会計学会で親しくさせて頂いている名古屋の東邦学園大学の後先生が、東海市の『まちづくり指標』の策定過程と総合計画についてお話される事もあって、出かけてみました。

東海市の『まちづくり指標』は、公募25名を加え、総勢50名の市民参画推進委員会を2002年2月から立ち上げて、約生活課題100の項目について、市民3500人にアンケート調査を実施しながら最終的には、総合計画に反映されるものとしての提言として、アクションプランの策定まで行った経緯を聞きました。

気の遠くなるような作業を通して、生活実感のあるまちづくりへの成果指標を協働で創り上げ、そこに予算への反映についても検討されていったようです。一部だけの聞きかじりなので何とも言えませんが、自分たちのまちの具体的な目標を分かりやすい言葉で皆で考えていく事は、自治の基本。これからの私たちのまちづくりにも生かせそうなヒントが詰まったお話でした。