2001年2月23日金曜日

「熱き思い」に触れて

2月20日、おしゃべり広場でもお知らせした会が午後と夜間に開催されました。ひとつは「21世紀への贈り物は何?私達が共に出来ること」、講師/橋本ヒロ子さん(女性2000年会議日本政府代表団顧問、十文字学園女子大教授)です。ニューヨーク国連本部で開催された女性2000年会議の報告がリアルに紹介されました。歯切れのいいコメントの中で世界的な傾向として女性問題が後退しているという内容を聞きながら、全国の女性問題のリーダー的存在である東京女性財団への財政カットするという措置などを見てもこの動きがあることを感じずにはいられません。女性の政治参画率も相変わらず世界でも下位にあることを考えると意志決定の場への女性の参画が本当に大きな課題だと再認識しました。

二つ目の学習会は調布まちづくりの会主催の市政楽習会で、埼玉県志木市立宗岡第三小学校の前校長先生によるスポーツ・レクリェーションを通して小学校の{子どもたち}から{保護者}へそして{地域の人々}へと広げ、地域のコミュニティづくりを先駆的に実践したお話を聞きしました。
学校を地域のコミュニティーの中心にしていった過程のなかでは、無理に進めず、何回も地元地域の方への説明に出掛けて話し合い創り上げていったそうです。確信に満ちたお話の内容からも、この試みが全国的に注目されていますが、キーワードは、実は熱き思いを持った信念の人の存在からスタートしたんだと納得しました。

小学校の余裕教室の使い方、学校と地域の信頼と融合のはかり方等々の具体的な方法の中には、これから調布が取り組む学校をコミュニティーの核にしたいという課題にも十分生かせる示唆に富んだ答えが含まれていました。もっともっと多くの方に聞いていただきたかった。

2001年2月15日木曜日

学習三昧の3日間始まる!

明日から市川房枝記念会政治参画セミナーが2日間地方議員行財政研究会の合宿が2日間と学習会三昧の毎日が続きます。
公務員倫理、教育改革、財政問題、健康政策と内容は盛りだくさんです。無所属で活躍している全国各地の地方議員の友人とも会えるうれしい日になります。学び、情報交換し「情報と元気の素」がセットで皆からたくさんもらえる貴重な時。3月議会も目前に控えています。学習が実践に活かされるようにしたい。

明日のお天気は夕方には雪模様とか、、。「でも、雪は好きです」さあ、どんな明日になるのかしら?
今夜はバッハ・リラクゼーションを聴きながらの日誌になりました。このCDを聴きながら仕事をするのが好きな日課のひとつになっています。

2001年2月9日金曜日

「婦選は鍵なり」

2月9日、「市川房枝先生逝去20周年の集い」が代々木の婦選会館で開催されました。私の政治への一歩は、市川房枝記念会政治参画センター主催のセミナーへ参加した時から始まります。故市川房枝さんの志をどう継いでいくかについて多くの方々からのお話がありました。国際基督教大学名誉教授の武田清子さんは、次の2点について述べられました。

まず1点目は、その時代に何が一番大事か、今、何に取り組むべきかひとつの問題に絞ってみることが大事である。その事に取り組んで離さない、この事を若い人にどう伝えていくか、それを伝える力を持つべきだ。2点目は、目的を果たすために、連帯すること。同じ目的のためには考えの異なる人とも協力できる体制の構築をする。
的確な表現だなと思いました。政治の世界で実行し、実現していくことは当然難しいですが、こういった努力なしで前進することはありえません。「そうなんだ、そうなんだ」と自分に必要な視点をもう一度教わった気がしました。

凛とした生き方を戦前戦後を通して貫いてきたご高齢の参加者の方の、なんと魂の生き生きしたことか、まっすぐなことかと様々な方からのお話に感激しつつ、私達戦後世代が、命を大事にする政治を行ってきたか議会制民主主義を発展させてきたかを考えた時、十分な答えを持たない現実を恥ずかしく思います。
政治に直接係わっている今、私が政治参画を決心した学舎でもある婦選会館で、志を今に引き継いでいくのは私達だという自覚をしっかり持つ事、そしてどの言葉も、自分に向けられた課題として受け止めなくてはいけない、そんな事を胸に秘め、集いの会場を後にしました。

2001年2月5日月曜日

「巳」と出会った「お茶会」

2月4日.立春の日、友人に誘われてお茶会に出席しました。 蝋燭の明かりの中で繰り広げられる幽玄な世界。「動作の美」ともいえるお手前も拝見。きっと鍛錬された日々のなかから生まれたのでしょうが、心にまで響く所作に、自分の日常生活のいい加減さに赤面する思いでした。

この日、お茶室には勢いのいい「巳」という文字の色紙が掛け軸に飾られていました。蛇は何回も脱皮して成長するもの。思いがけず、帰りがけにこの文字が書かれた色紙を先生から頂きました。
自分の名にも通じる言葉。「日々脱皮」この言葉を心で繰り返しながら書を胸に抱いて帰ってきました。

2001年2月1日木曜日

日本の財政状況は世界ワーストワン!

2月1日、本日は婦人有権者同盟主催の「本年度国家予算について」の学習会に参加しました。
会場は参議院の議員会館会議室でしたが、初めての議員会館への一歩だったので物珍しく、紹介議員の名前の入った用紙を半券のように警備員に一部をもいでもらって入館するなど「ふーん」です。
無所属の地方議員は国会議員に陳情するという行為ともほとんど無縁なので、こういった場に来るチャンスは滅多にないのです。なんとなく物々しさを感じた時、友人が市役所でも特別な雰囲気が議会棟にあるといった言葉を思い出しました。

さて、今日の学習会での大きな驚きは財政改革という政策課題を今回も先送りした本年度予算編成だった点です。日本の長期債務残高は666兆円でGDP比では128.5%と、主要国がいずれも1993年を境に財政改革が進み改善の道を歩んでいるのに我が国だけが悪化し続け、改善の兆しすら見られず世界一の悪化した財政収支状態であるのにです。
誰も責任をとらずにその日暮らし的な発想でしか政治は考えられていないのか、政治不在といわれても致し方ないな、という失望感。自分自身が政治参画している立場からも苦い思いで一杯になりました。

学習会終了後、婦選会館で開催された「新成人のつどい」で知り合った「18才から参政権を」と活動している大学生の方と話す時間がありました。これからの社会への情熱ある発言をしていたことを思い出しつつ、今日も学習会に参加したという意気込みに触れた時、「まだまだ日本も捨てたものでもない。心ある若者も、ちゃんと育っている」と感じることができました。過去は変えられませんが、未来は創ることができます。一歩前にでなければ未来は始まらない、です。私もがんばろう!
私が知り合った18才からの選挙権というテーマで活動している「大友新」さんはRightsという会を結成し活動中です。ご興味のある方はRightsのホームページ http://www2.nyanboo.com/rights/アクセスしてみては。