2010年3月30日火曜日

議会閉会する

最終日には一般会計、用地会計共に反対しました。詳しくは討論原稿を掲載しましたので、一読下さい。
今議会は、代表質問がこれまでの15年間ずっと時間制限なしで、各会派の主張を表明してきた歴史を覆すような会派の人数による時間制限を行った初めての議会でもありました。
限られた時間、やや早口で時間一杯使って質問しました。各会派が費やした時間を振り返れば、割り当てられた最高60分を使いこなした例はなく、大凡30分から40分が平均でした。代表質問は市長の所信表明への質問ですから、そう質問事項が異なるものではないことからも、時間は想定できた事だったと思います。
当初の交渉でせめて30分と主張しましたが、平行線でインターネット中継をいつまでも遅らせるのかという議論もあるなかで、25分という時間の割り当てになってしまいました。従って写真左のモニターには、持ち時間25分からカウントダウンして表示されていきます。ちなみに、その下の数字は出席議員が表示されます。現在定数28名で1名欠員で、全議員が出席していましたので、27名と表示されています。
調布市議会は、26市初の日章旗が、市旗と共に議長の背の部分に掲げられています。議長の隣は議会事務局長が補佐すべく座っています。

向かって右前列が、市長、副市長、その後ろが各部長。向かって左が、教育長、教育部長、そしてその後ろに議会事務局、部長が位置しています。
ちなみに議員席は前方になります。質問者の前に座っているのは速記者です。

自治体議会は、自由討議の場の保障こそ重要です。議会とは誰のための機関か、市民に開かれた議会を目指して、変わらず働いていきます。

インターネット中継で議会が少し身近になったかとは、思いますが、カメラは固定のため本会議場全体の雰囲気は伝わりにくいものがあります。機会がありましたら、是非、一度傍聴下さい。


本会議場で代表質問する大河みとこ
  本会議場で「代表質問」する 大河みとこ
 
今週から、話題のNHK朝の連続ドラマがスタートしました。これからわがまちが日々、話題になることが多くなるでしょう。
鬼太郎の作者が住むまちとして知られることも良いのかもしれません。
が、何より私たち市民が愛する調布の自然、水、緑、そしてまさに温かな人とのふれあいのあるまちの良さを、私たち自身が再発見し、日々の暮らしのなかで憩える場として、生活の場に取り入れる機会になって欲しいものです。その気持ちがまちを訪れる人々にも心地よく伝わっていったら、まさに私達自身が誇れるまち調布として、これから多くの方に伝えていくようにもなっていくでしょうから。

そして、町中にはためくのぼり旗にあるように、言葉だけが踊るのではなく、市役所は真に「ぬくもり」のある市民生活を大切にする市民の頼れる存在として機能するように努力して欲しいと思います。

2010年3月18日木曜日

休会日

 昨日まで、委員会審議が続いていました。総務委員会は国会でいう所の決算予算特別委員会に近い委員会です。調布市では、全て委員会付託と言う事で、細かく分けて詳細に審議します。従って、歳入について質疑できるのは、総務委員会だけですので、今年度の国・都の動向なども事前に研究してから審査に臨むことが必要になってきます。

 22年予算は、京王線関連事業など様々な大型事業が控え、財政のピーク期でもあります。
昨年度より、更に税収の落ち込むなかで、市では国や都の補助金等の活用や財政調整基金等を時崩したり、借金をして歳入を確保しました。
市民生活が厳しいなか市民生活優先に活かされる予算であることが求められることは当然ですが、実際には、昨年度より大幅な土木費の伸び(具体的には都市計画道路予算が増額)。市民にとって疑問が残る予算となり、(詳しくは最終日の討論で述べます)私は所管部予算に反対しました。

 今日は、神代中学の卒業式に出席しました。先生と生徒の信頼関係が式典のなかでも見えてきて、感動的な卒業式でした。
そのこどもたちが日々学ぶ校舎の老朽化は誰の目にも明らかです。廊下を歩いていると建物の傷みがよくわかります。帰り際にトイレに入ってみると、全体に老朽化のためか、薄汚れた印象を感じるのは否めません。扉も古く、タイルも古びてなんとかせねばと感じさせます。今回の審議では、選択と集中という言葉が頻繁に出てきました。義務教育施設の改修こそ、選択して集中して進めていくべき課題ではないでしょうか。

 今、調布市には「ぬくもりのあるまち調布」というのぼりをあちこちで見かけます。真にぬくもりのある市政とは何か。貴重な税金の優先順位は、道路ではなく、まず未来あるこどもたちのためにこそ、活かしていくべきではとの思いを強く持ちました。