2004年7月27日火曜日

日本福祉のまちづくり学会・盛岡大会に参加する。

 猛暑が続いています。7月22日から盛岡市で開催された日本福祉のまちづくり学会に参加してきました。今回のテーマは「地域特性を生かした福祉のまちづくり」です。会場は仙台以北で一番高い地上20階、高さ92mのマリオスでした。

パネルディスカッションで話されていた中で、岩手での障碍者の生活空間では積雪が大きな問題だという話しを聞きました。スロープに積雪があると進めない、路面表示した車椅子駐車場マークも消えてしまい使えないなど各施設に屋根があるとないとでは生活に大きな支障がでるという話は、まさに今回の地域特性というテーマならではの問題提起でした。

 今回も何人かの方と親交を深める事ができました。特に岩手県知事業務委託盛岡地方振興局所管の身体障害者相談員の長根新一郎さんと懇親会会場で知り合いましたが、長根さんのノートに書き込まれた当事者の目から見た道路、施設の改善提案メモは圧巻でした。
僅かな時間の交流でしたが、具体的に困った点の改善に向けて体を張って頑張ってこられた事や、多趣味で活躍されている事など人生の先輩として頭の下がる思いでお話を聞かせて頂きました。全国大会では各地域で活躍されている多くの方と交流できるのが、生きた研修にもなりますが、今大会でも福祉分野で精力的に活躍している方に沢山会うことができました。