2012年1月21日土曜日

開催の「50周年記念 調布市学校給食展」報告

 グリーンホール小ホールで開催された「50周年記念 調布市学校給食展」に出席しました。調布市の学校給食が昭和29年11月に八雲台小学校でPTAの方の努力で週4回、パンと牛乳を1食25年で提供したのが始まりで、学校給食は36年から開始されたと知りました。
調布の給食は私の生まれた年に動き出し、その7年後に学校給食としてようやくスタートしたようです。
賑やかなオープニング 式典・教育委員長挨拶 給食展入口看板の前で
 賑やかなオープニングセレモニー       式典・教育委員長挨拶          給食展入口にて
 私はまだ子どもが小学校に入学する以前から東都生協のブロック委員長をしていた関係から、「学校給食を考える親の会」の活動をしていました。その当時は、まだ学校給食に地場野菜を取り入れていませんでした。知り合いの農業関係者の方と共に学校給食に取り入れてもらえないか学校関係者、栄養士さん、調理員さんにも声をかけ話し合いの場を農業者の方の柿の木の下で車座になってしたことを懐かしく思い出しました。当時は学校給食の民間委託問題も起きていて、給食に対する保護者の関心も高く、PTA活動のなかでも大きなウエイトを占めていました。食器もアルマイトでしたので、持ちにくく犬食いが多いこともあって、磁器を導入できないのかという申し入れもしましたが、当時は職場の労働強化に繋がる話しにもなってしまい、なかなか難しかったように思います。展示を見ながら次々と当時の事が思い出され、給食の変遷を自分の歴史を見るような気持ちで参加しました。
食器も、平成4年から強化磁器が徐々に導入されてきましたが、もうすぐ食器の枚数も2枚から3枚も含め全校に行き渡るようです。今は食育の面からも食器が見直されてきていることは、うれしい事です。  当日はカレーとよま丼が100円で試食できました!それはそれは美味しかったです。

 食器今と昔は  アルマイト食器   試食したカレー
     食器・今と昔は       アルマイト食器            カレーを試食
会場では一日に必要な野菜は350gですが、どのくらいか量ってみようというコーナーもありましたが、これはほぼ完璧でした。毎朝、野菜と果実のジュースを飲むようにしていますが、この目分量の効果があったかもしれません。ちなみに今日はほうれん草、パセリ、バナナ、林檎、セロリ少々でした。 
 地場野菜の説明コーナー        一日どれくらい食べたら良いか?
  地場野菜と給食                    一日野菜はどのくらい食べたら良いの?
 
給食展にかける関係者の皆さんの熱い思いが伝わってくる内容が満載で、一日だけではもったいないナーと思い、当日参加できなかった皆さんに少しでも会場の雰囲気をお伝えしたく沢山写真をアップしました。
展示の中には保育園の給食の展示もありました。人気のアンパンマンの顔を真似たものや行事食など様々に工夫されています。子ども達にとって学校へ行く楽しみのひとつが給食だなと実感させる作文もじっくり読み、食の豊かさが子ども達の感性を育てているのだと感心しました。
調布市は小学校は自校方式、中学校は親子方式という近くの小学校で作られた給食が届けられる方式を採用しています。食材もそれぞれの学校で仕入れ、その日に調理しています。それぞれの学校には栄養士さんが居て、子ども達の健康、食育等様々な面から頑張っています。
現在、原発事故による放射線の汚染問題が起き、食の安全性確保は最大の問題になっています。その日納入されたものをその日に調理する手法を採用しているなかで、食材の測定をどのようにするか課題も多いですが、子ども達の健康を考慮した市の対策について、私も積極的に発言し、給食を大切にしていきたいと思う一日でした。
  会場展示      色々な献立例
   会場展示風景作文や絵の展示も                色々な献立例
   展示風景    保育園の給食
        ふるさとの給食マップ                保育園の給食
給食の歴史     生ゴミとリサイクル
     給食の歴史を綴った展示                       生ゴミとリサイクル