2004年8月22日日曜日

京王線鉄道敷地利用検討会の報告会に参加する。

昨日、たづくり12階大会議室で開催された京王線鉄道敷地利用検討会に参加しました。この検討会は京王線が地下化されるのに伴って現在線路のある敷地をどのように活用したらいいのか市民公募委員も含め二年間をかけて検討されているもので、今回は会への参加の申し込みは往復はがきで行うようになっていました。当日は全体として50名ほどでしたが、行政側、検討委員さんを除くと一般参加者は20名ちょっと位の感じでした。会場の設営などの都合もあって申し込み方法を採用だったのでしょうが、会場内に準備された展示や模型など、もっと多くの市民の方にも見てもらいたいものばかりでした。

私自身、往復はがきを買いに行ったり、はがきをポストに入れ忘れたりで消印有効の締め切り日を一日過ぎてしまい、無理かなと思ったら参加できるというはがきが来てほっとしたのが実情です。結果的には、当日参加を申し出た方も可能だったのですが、今日別な会合で検討会話をすると、実ははがきが手元になくて、期日も過ぎたので参加を諦めていたとの話も聞きました。市民にとって将来に大きな影響のある計画で、市民意見が盛り込めるチャンスでもありました。今後も開催が予定されていますが、呼びかけ方法にもう一工夫が必要だと実感しました。

       検討会から出された基本構想は、

  鉄道敷地利用のテーマは、ゆうゆう街道

       ~つくろう!緑豊かなみんなの空間~

           

調布周辺ゾーンのコンセプト(概念)= ○みんなが集い賑わう交流空間をつくろう。

○贅沢な緑を感じる空間をつくろう。  ○親子で遊べる空間をつくろう。

○街にゆとりを与える空間をつくろう。 ○誰もが安心して歩ける小径をつくろう。

布田・国領ゾーンのコンセプト(概念)= ○親子で遊べる空間をつくろう。

○四季を感じられる小径をつくろう。 ○鉄道を感じる空間をつくろう。

○空・風を感じる空間をつくろう。 ○歩きながら農を感じる空間をつくろう。 

○調布を印象づける空間をつくろう。

司会進行も報告も検討委員さん中心で行われました。それぞれの上記したコンセプトについて、どんな導入機能を持たせていくのかについては、ユニバーサルデザインに配慮した遊歩道、朝市ができる広場、歩行者と自転車が共存できる遊歩道などの説明がありました。

  参加者からは特に地元をもっと知って欲しいなどの声、駐輪場確保をどう考えるのか、駅前広場計画との整合性はこれからどう図っていくのかなど多くの意見、また駅の存在感が薄い、シンボル的なものを考えていくべき、鉄道事業者は駅周辺についてどう考えているのか知りたい、市民との意見交換の場が必要などの提案もあったりで、活発な意見交換がされていました。ただ残念だったのは話し合いの途中で時間がきてしまった感じがした事です。数少ない直接意見が出せる場を設定する場合、今後は意見交換の時間を中心に配分した会の開催を期待したいなと強く思いました。