2011年11月18日金曜日

明日は仙台に

 今週もあっという間に過ぎてしまいそうです。14日は終日、12月議会の事前会派別議案説明会。夕方からは地域福祉計画を傍聴。
 15日は調布市が地域コミュニティ政策について参考にしている大阪府・池田市へ日帰りの視察に行ってきました。
ついこの間まで池田市長だった倉田氏は政策通で、その仕事ぶりは有名ですが4月に5期目の当選を果たした矢先、は大阪府知事選挙に立候補されています。市役所を訪れた時は期日前投票が行われている真っ最中でした。
今回は地域分権・協働課の方から様々な角度から池田市のコミュニティ政策についてお話を聞くことができました。
 池田市は地域分権政策を自治基本条例に位置づけています。そして総合計計画にも位置づけ、さらに「池田市の地域分権の推進に関する条例」を充分な議会審議を得て制定されていました。市民も議会も行政も、この考え方「「自分たちのまちは自分たちでつくろう」を理解し実践している様子が、そして自治への意欲が説明されている担当者の方からも伝わってきました。

池田市では条例に沿って平成19年に地域コミュニティーを推進するための地域分権・地域サポーターという名のボランティアを庁内で公募した所、67名も応募したことです。そしてこの政策を実現していくため地域コミュニティ推進協議会等についての説明会を27回開催、約800名が参加、協議会準備会委員の応募には465名が応募したそうです。11地区に協議会が設立して活発に活動、現在、地域コミュニティリーダーの養成講座も開催されていますが、活動を支える職員サポーターは文字通り手弁当で、協議会が設立後一貫して地域を支える役割を果たす中で、地域課題解決のための予算提案が作成されています。
将来は1地区1億円を目指したい、それはまさに自分たちの地域のことは自分たちが運営していくんだという地域分権を進めていこうとする明確な方向性があればこそだな、と思いました。
議会事務局の方も交えてお話を伺いましたが、無報酬で働いてという行政の申し出でに対してこんなに多く手を挙げる職員の方がいたのは何故かと聞くと、両者共に共通してお話されたのは、「市長が常日頃から、職員は地域に入っていくのが一番の仕事と言い続けてきていたし、市長自らがそうしてきている、自然に市民と一緒にやっていこうと自分たちも思っている。」と話す課長自身も地域サポーターとして活動をしているというから、これもすごいことです。これは僅かな期間で形だけなぞって出来る政策でないなと痛感しました。
この視察から調布市のコミュニティ政策の課題も見えてきた点も整理して、9月議会での質問から引き続き12月議会でもコミュニティーに関する質問も行う予定です。
16日は臨時議会でした。多摩川の土手に近い道路築造工事を進めていく中で、地震の影響による予定外の経費の増加と、大量の瓦礫が工事現場から出てきた処理に経費がかかるという二点から工事契約した金額では収まらず2500万円余の補正予算が必要になった事から開催されたものです。これは予期せぬ事ですので全会派一致で可決しました。

17日は議会改革代表者会議がありました。今回は多くの傍聴者があり、議論も白熱してきました。議長提案が出される前に、回の前提に市民参加、議員研修は欠かせないのではないかという発言が次々に出されましたが(大河も同様の発言をしましたが)、会を進めるなかで考えていこうという意見で集約されていきました。座長提案は「議会基本条例」の策定が一番目に出されましたが、この条例策定の手法を巡って意見が分かれ、今回は総意として条例を策定する方向で進めていくという確認に終わりました。
議会用語をわかりやすく説明することや、できるだけわかりやすい言葉を用いることや、会計管理者の本会議への出席を要請することまでが確認されました。詳しくは議会HPをご覧下さい。
議会改革は何のためにするのか、このことを考えれば、市民のための市議会になっているのか、市民参加が可能な状況なのか、議員同士は自由に闊達な議論をしているのか、等々考えれば、いずれ、もっともっと多くの市民参加、議員の参加を求め広く皆で汗をかくプロセスなしには改革は進みません。次回は12月21日午後2時からです。引き続き多くの皆様の傍聴をお願いします。

18日本日は、布田小学校30周年記念式典に出席しました。大きな体育館、木のフロアを眺めながら、私はどうしても深大寺小学校、北ノ台小学校の床を思い出してしまいます。コンクリートの上にラバーを貼ったり、少し厚めのフロアシートを引き詰めてもコンクリート床は変わりありません。同じ市内小学校の体育館の床の仕様に格差があるのは、やはり問題です。体育館が住民の避難場所としては最大の施設です。今後の改修に当たっては地域格差なく市の学校の標準仕様は何かを明確にして優先順位を上げて改修すべきと考えますが、、、。

布田小学校は学校のすぐ近くに布田天神があったことから梅の花が校章になっています。これにちなんだお話を沢山聞きました。市内小学校唯一のユネスコスクール登録校でもあるとか。またエネルギー教育実践校でソーラーパネル、雨水、グリーンカーテン様々な取り組みもありました。こうした機会に小学校を訪れるとその特徴や子ども達の様子も分かり、とても学ぶことが多いです。身近な場所に川、田んぼ等自然に恵まれた環境の中での教育内容はとても豊かで驚きました。今田植えを体験できることは本当に幸せなことだと思います。未来永劫この体験学習ができるように市は考えていくことが大事です。

明日は、仙台にでかけます。
19.20日と全国シェルターシンポジウムIN仙台・みやぎに参加します。テーマは、災害を乗り越えてWake up 人権!~暴力の連鎖を断ち切る です。天気は雨模様ですが、学ぶこと大の大会です。がんばって行ってきます。