2004年9月7日火曜日

平成16年度第三回調布市議会定例会開会

  今日から9月議会がスタートします。私は本日初日に行われる平成16年度補正予算の上程時に質疑をします。この補正予算には、ゆうあい福祉公社への運営費補助金2450万円余と新選組子ども作品コンクール750万円余が計上されています。ゆうあい福祉公社の運営費補助金とは、公社が賃金の不払いに対して労働基準局より是正勧告を7月28日に受けたために、総額約3200万円のうち、2450万円の割り増し賃金として過去2年間分を支払うことになったために、ゆうあい福祉公社から市へ財政支援を求めたゆうあい公社の理事会決定を受けて、市が今回補正予算で対応するものです。そもそもゆうあい福祉公社は3億円の基本財産を持つ独立した法人です。私は、公社は自らの経営責任は内部努力によって自ら解決すべきと考えます。議会に今まで提出された決算資料からも、支払わなければならない金額は、公社内部で機関決定すれば、内部努力で賄えるものと捉えています。公社の違反行為を安易に税金という公金の導入ですぐに解決することが、本当に公社の今後にとって良いのかじっくり考えてみる必要があるとの認識に立っています。

新選組こども作品コンクールは、市内公私立の小中学生にちょうふ新選組フェスタの入場引換券を配布して、11月までに個別に休日など利用して入場してもらい、作文、絵、習字などの作品を各自提出してもらい作品展を開くそうです。その際の入場料として750万円を見積もっているようです。当初60万人の入場者を見込んでいた新選組フェスタも、今の時点で約10万人の入場者と聞いています。入場料の収入で経費を見積もっていた事業計画からすれば、11月末で終了するフェスタが集客に知恵を絞っていかないと、このままいけば大幅な赤字になることは容易に想像できます。しかし、では子どもたちに税金で見てもらうために教育費として計上する緊急性があるかは別問題ではないでしょうか。佐世保の事件、ロシアに起きている悲惨な状況など子どもに今、大人が伝えたいメッセージはなにより命の尊さを伝えることだと思います。

それぞれに私なりの主張と疑問を、今日開会される議会の上程時に質疑します。補正予算は具体的な審議は各委員会に付託され慎重審議されます。今日から22日まで決算委員会が開会します。市民が行政に託した貴重な税金が市民のためにより有効に使われたか、私なりにしっかりと検証し、評価し、改善すべき点は提案していきたいと思っています。今議会では一般質問は18名の議員が行います。私は最後の質問者になっています。予定は13日です。この日記を読まれた方で、お時間の都合のつく方は、是非傍聴ください。市議会レポートに各日程も掲載しました。議会事務局(81-7291)に予め時間を確認の上、本会議、一般質問、委員会審議など様々な場面の審議が傍聴可能です。前回より資料の貸し出しも行われています。まだケーブルテレビ、FMでの放送もなく申し訳なく思いますが、二階ロビーのテレビでも本会議は放映されます。市役所に用事がある方、市民相談側のモニターテレビにもご注目くださいませ