2004年9月30日木曜日

議会閉会し、会報編集いよいよ始まる。

一人会派、一人会派と言うけれど、、、
 気がつけば、もう10月になります。長い間のご無沙汰でした。議会では市議会レポートをごらんいただければ、厳しい問題が多かった事が分かっていただけるかと思います。考えさせられる案件も多く悩み抜いた議会でした。
また議会議会終了直後、27日に開催された開かれた市議会を目指すための議会改革協議会では、一人会派が議案説明を一人で聞くのは非効率だから控え室ごとにすべき、との提案などが出され考えさせられました。現在の行政の議会への基本姿勢はどの会派にも平等に情報提供する点にあります。
 私にとっては歓迎すべき方針だと思っています。しかしこういった動きを効率的でないとする会派も多いようです。9月議会前の現状では同じ控え室にいる一人会派の方は、以前会派を組んでいた会派と2人会派の方と8名で説明を聞いていたようです。そうなると、私は党を名乗っている会派と合同で説明を受けるのかという事になりますが、無党派の私が政治信条の異なる会派と合同にという事は無理があります。

 協議会では、様々な意見が出されましたが一度行政が説明会を行い、議員は任意にその場に出席して質問等がある場合は個別に行う事を一度試行してはどうかという案が出され、、行政に議会からの提案となるので、どんな形で実現されるかわかりませんが了承されました。次回予定の会議では、一人会派は調査研究費を支給する名目上の会派で議会運営での会派とは認めない、或いは今、各会派1人となっている委員会の割り当て方法を廃止するなど実質、議会として一人会派を認めない方向の提案の審議が続きます。(詳しくは市議会レポートに各会派から提案された 議会運営等改善に関する提案 をごらんください。)
現在調布市議会では、選挙では無所属で立候補された方も党会派に所属した方が大半で28名中、24名になります。残り4名は党員の方と他一名で組まれた2人会派、団体代表の一人会派、そして大河です。
地域ではむしろ党に属さない無党派市民が多いのが現状で、暮らしの中からの声を出していく責任が私にはあります。人口増の中で議員定数が30名から28名へと2名削減された今、むしろ一人一人の議員の責任は今まで以上に重くなったはず。小学校では30人学級が求められている時、21万人に近いまちで28人しかいない代表者が集まっている議会は言論の府として議論の活性化を図っていく改革こそが求められるのではないかと思うこのごろです。
元気の糧は、先輩からこどもたちからの生き生きエネルギー
9.10月は行事も多い月、編集に追われながらも、9月20日には敬老会、25日には布田憩いの家わくわく広場まつりに今年もおじゃましました。調布市には90歳以上の方が1000人余お住まいです。100歳以上の方は20名(女性が19名)、65歳以上の方が34000人余です。いつもの敬老会ではグリーンホール大ホールで90歳以上の方を舞台でインタビューをしたりするコーナーがありますが、対象者が大勢になり今年90歳の方に限定されてきました。今年は介護予防検診もグリーンホール小ホールで併せて開設されていましたが好評でした。高齢化社会到来を実感させる一日でした。

              会場の90歳以上の方の受付
                会場での90歳以上の方の受付

 布田憩いの家では昨年以上の参加者で座る場所が無いほどでした。90歳になった女性が元気に三味線を演奏されていました。「すごい」です。紙テープも舞飛びそのエネルギーにはたじたじでした。布田小学校合唱クラブの歌声もすばらしく、こんな形で日頃から子ども達と接することができれば、どんなにか地域は和やかな雰囲気になるのかとしんみりもしました。最後にこどもたちと「故郷」を一緒に歌う高齢者の方の雰囲気は温かく、でも私が子どもの頃、「お年寄り」と呼んでいた方達から比べると、数段元気で若々しく生き生きしていました。
一緒に居ると、なんだか私が勇気づけられ元気を与えてもらい励まされたような気持ちになってきました。一人一人の顔の見える場で、いつも考えている「このまちで安心して暮らせるように、このまちだから暮らし続けたいと言われるまちにしたいな」そんな思いが実感を持って、明日からの自分自身の仕事の大事さも噛みしめつつ帰ってきました。 みなさんありがとう。


                 元気に演奏するお二人
                 元気に演奏される女性お二人


 9月16日  総務委員会審査、3日目を迎える。

13日に一般質問を終えて、14日から総務委員会審査に入っています。総務委員会は歳入全般と議会費、総務費が所管です。調布市議会では、委員会は同日開催なので他の委員会の様子は分かりません。最終日には決算全体の討論がありますので、委員会終了次第に他の委員会の審議内容を確かめる作業が待っています。最終日は22日です。委員会審査は17日には全部終了するのではと思っていますので、僅かな時間を工夫して勉強しなければなりません。私の所属する総務委員会は本日が山場です。午前10時より審議が始まります。 委員会審議は一問一答なので審議内容も具体的で分かりやすいと思います。 いまや控え室は資料の山です。大河は毎晩この山のような資料と格闘しながら、やや寝不足で委員会審査に臨んでいます。 ご都合のつく方は委員会も是非傍聴くださいませ。さあ、出かけよう。


 9月12日 調布っ子夢会議2004~Install me?
“インターネットと中学生”~

9月11日土曜日、午後から文化会館たづくり12階大会議場で、上記テーマで調布市内の公立中学生25名の中学生委員のグループ発表と全体討議を傍聴しました。グループ発表のテーマは「ネットコミュニケーション」、「インターネットの有害・危険な環境」、「デジタルデバイト(情報格差)」、「インターネットを安全に利用するには~大人に求めること~」でした。以前に日記でインターネットのお作法を子どもに伝えるにはといった講演会でのさわりを書きました。覚えていますか。ここでの発表を聞いていると「私たちは生まれた時から情報化社会に居る」と話すこどもたちの目線での語られた発言は説得力があり感心したり、反省したりして聞かせてもらいました。そこで出されたメッセージを少しだけお伝えします。

「大人って、子どもに親だからという前に、自分は大人だからといってインターネットの事をよく知らないでいろいろ言ってきても説得力がない。もっと勉強して欲しい、そうでないと話にならない」

「子どもだけでは被害から身が守れない、ただパソコンに触れるだけではだめだと思う。大人が子どもに使い方を聞く人がいるが、自分がまず覚えてから子どもに使わせるべきでは。大人もしっかり学ぶべきで、学ぶ場も必要」
「子どもからすれば皆、持っている理屈になるが、親の心配も分かる。自分の子どもの状況を見て判断するのも親の愛情、束縛するのが愛情でもない、信頼するのも愛情ではないか」
「買う買わないという事もあるが、その後の勉強として、学校にももっと学習をさせて欲しい。総合学習の時間にパソコン関連の授業をもっと入れて欲しい」
「家にはパソコンはない、皆親が知らないと言うが子や親だからといって知らなくても良いのではないか、そんな仕切はいらないのでは。便利なものを使いすぎて人と人としての関わりを忘れないで欲しい」
まだまだ書ききれないほど多くの意見が出されました。こどもたちはしっかりと大人を見ていています。そして真実を知りたがっている一面もかいま見た気がします。メールの良さや欠点についても出し合っていました。なんだか一人一人ともっと様々なテーマで話してみたいと思ったのは会場にいた私だけでは無いはず。多くの大人の傍聴者に囲まれてどきどきしたでしょうに、皆真剣に堂々と発言していた姿に感動しました。まっすぐ前をみて育っている調布っ子に拍手。彼らの未来を預かっている大人として責任は重い、私も頑張らねばと感じて帰ってきました。