2000年7月19日水曜日

7月18日開催されたJ・Iフォーラムに参加して・・・

銀座ソニープラザのソミドホールにて構想日本主催のJ.Iフォーラム「地域から国を変える」の議論に参加しました。当初予定されていた討論メンバー(HP最新情報に掲載)をはるかに超える全国から参加した22名のメンバー(岐阜知事を始めとする上越市長、美幌町長、都議、県議、市議、町議)で賑やかな2時間半でした。
会場にいって初めてこんなに大勢が討論する会と知り、どう進行していくのかなとやや不安を覚えました。そうはいっても鮮やかなピンクの元気派カラーで参加したので色では一番目立っていた?大河です。
質問事項に対し、挙手をして答えていくという形式でしたので瞬発力がないと話の輪にも入れないといった話す方にも聞く方にも緊張感のある設定でした。私も何回か発言しました。特に、司会者から、議会での立場は「与党か野党か挙手を」という質問には閉口したので「国会での与野党という形を持ち込むために地方議会が本来の機能を歪められている。それを容認するような質問すること自体よくない・・・地方議会は二元制だ、こういった発言が誤った流れを助長することにもつながる」といった主旨の発言をしました。 それが現実だからというような発言もありましたが、議会改革が叫ばれている時、本来のあるべき姿を目指さないで問題解決ができるわけがありません。討論する人数が多いので個々人に保証された時間がなく、手弁当で遠くから参加された方の活動や問題提起を聞く時間がなかったことはもったいなく残念でした。
テーマとしての「地域から国を変える」といった主旨そのものが抽象的だったこともあり、聞いている人にも発言者にも具体的な問題提起までに至らず話が途中で消化不良に終わったのではないかと感じました。私も会運営の主催者側になることも多いので、それぞれの立場の満足度を高める会設定の難しさを学ぶ場にもなった会でした。ただ主催者側のねらいが、参加者に議員の率直な意見や雰囲気などをライブ感覚で伝えることにもあったとすればそれなりの会になったといえると思います。
私にとっての大きな収穫は各地で活躍する活きのいい方と知り合えたことです。皆、個性的です。特に若手の感性のいい議員が数多く誕生していることも感じました。自分のスタイルをしっかり主張してがんばっていて新鮮です。私も感心している立場にいてはいけません。「議員はしゃべってなんぼ」といった人がいますが、私たちの仕事はわかりやすいメッセージで自分の考えを多くの方に伝えなくてはいけません。今回はそんな意味からも力のある人の発言も聞けたので「話すこと」についての実践的学習の場になりました。自分をもっと鍛えないといけない、次回の議会に学習効果が披露できるようになりたいな。