2007年3月13日火曜日

本日から厚生委員会審議です。

 代表質問も終了し、本日からは委員会審議になります。代表質問は掲載しましたのでご覧下さい。代表質問では、財政面からは市長の海外視察の件、組織改正については副市長の件で質問しています。私は議案上程時もこの二点に関して質疑しました。

市長は海外視察で映画のまちづくりに関して、国をあげて取り組んでいるという中国上海方面に視察に行く予定のようですが、今、何故公費を用いて行かなければならないのか、その緊急性、必要性を予算上程時に質疑しました。
このやりとりもいずれインターネットで公開されます。
今年度は後期基本計画の初年度なので行政評価システムを取り入れて事前評価して成果を予め検証して事業を行っていく観点、また予算化に当たっては枠配分方式で各課とも厳しく精査してコスト意識を高めてきたとの所信表明がありましたが、映画のまちづくりは今年度の所信表明でも触れられていません。
後期基本計画に沿った施策の優先順位からもここ3年予定されている実施計画にない事業です。市長は就任後初の公費を使った海外視察をどのように評価して予算化するに至ったのか質疑した所、結果が予想できたら行く必要がない?といった趣旨の答弁にびっくりでした。他市の事例では姉妹都市や招聘等で行くことはあっても公費で出かける事例は近隣ではないようです。

 今議会では自治法改正に併せて助役が副市長になる予定です。市では現在一名の助役ですが、今回もう一人提案される予定です。今回は行政の組織改正が予定されています。私たちは京王線事業推進のための特命を帯びた国からの人事を提案されると聞いていましたが、部長ではなく助役とすれば二名助役になるので、事務分担をどう考えているのか聞きました。しかし、これもあいまいで、私が京王線のまちづくりに産業も欠かせないがといった趣旨の話をして初めて産業振興や環境なども想定している話が出ました。地方分権時代に自主自立のまちづくりをめざすとの話しだったはずなのに、なんとも理解しがたい動きです。

今後どのような組織体制でいくのか、トップマネジメントをどう考えているのかは重要な事ですが、この人事について職員サイドには議会関係への打診よりも後で伝えたこともわかりました。職員が事務分担に至ってはこの質疑で初めて知ったというのが現状です。市長は一期目に女性助役の登用を公約、一度も議会に提案がないまま終わっています。この点からも問題なので、女性助役の登用は断念したということかと聞くと、これも前期に断念したと議会でいったはずという公約ってそんなに軽いのかとびっくりさせる答弁でした。

19年度は後期基本計画の初年度です。市長は市政経営という言葉を所信表明で初めて引用、後期基本計画実現に向けて枠配分予算方式と行政評価システムに沿った予算編成との説明の中で、市長自身が関わっている提案事項が説明に当てはまらない中で職員はどう受け止めているのかも含め憂うべき状況が見えてきました。慎重審議が必要な3月議会です。