2005年8月10日水曜日

希望の学校

前後したお話になりますが、丁度一週間前の8月3日、日本女子大学でアフガニスタンのカブールに設立された「希望の学校」のナジブラ校長が夏期セミナーで話される事を知り、聴講しました。
「希望の学校」はアフガニスタンから日本に留学された年から戦乱により帰国できず、日本に帰化した女性の駿渓(スルタニ)さんが、母国で学ぶことが出来ず苦しんでいる成人女性のための自立を目指して、女性が新聞を読み手紙を書く程度の識字力を身につけ裁縫技能を習得して自立することを支援するために2003年10月に開校しました。
私は昨年、第22回の市川房枝記念会基金(1983年より女性の地位向上、政治の浄化に対する活動に取り組む女性達の活動支援を援助)の援助決定団体になった希望の学校の話しを聞く機会があり、主旨に賛同し会員になりました。
アフガニスタンでは最近まで女性の労働も学ぶことも、一人で外出することも禁止されていました。私たちが当たり前に思っている教育権すら、時の為政者の都合で犠牲になってしまうことがあるのです。「教育は平和の礎」、お話の中で、女性の社会的な地位が社会の進歩の尺度になるとの引用がありましたが、市川房枝さんが語っていた「平和なくして平等なし」の言葉の重さを再認識しました。
希望の学校に関心のある方はホームページをごらんください。