2012年4月15日日曜日

日本映画批評家大賞IN調布

 昨日は第21回日本映画批評家大賞授賞式がグリーンホール大ホールで開催。この賞の選考委員はプロとしての誇りを持って他の映画賞とは一線を画した選び方をしたいと1991年から開催されてきた映画賞だそうです。
当日配布されたパンフレットには たづくりで開催されていたこうの史代さん原作の作品「夕凪の街 桜の国」が2007年度作品賞を受賞していたことを発見。
新人賞は前田敦子さん、剛力彩芽さん、作品賞は「大鹿村騒動記」でした。長野県大鹿村が舞台で300年続く大鹿歌舞伎の舞台を織り交ぜながらの物語りですが、長野県出身の私にはうれしい受賞でした。他に三浦友和さん、西田敏行さん、浅岡ルリ子さん、宮本信子さん、北大路欣也さん、山本陽子さんなど多くの受賞者が出席し喜びのスピーチの中に、調布市の撮影所での思い出をコメントをされていました。映画人にとって「調布」は縁のある地なんだと感じました。
 
 今、映画のまちづくりが基本構想にも提案されていますが、映画文化を育んでまちの中に溶け込んでいくよう考えていくには、観光振興という視点から映画に関連したキャラクターを配置することも一考かもしれませんが、映画が撮りたくなるような印象に残るまちの雰囲気、都会的な要素と田園風景も兼ね備えた調布らしさとそこに暮らす人も含めた豊かな文化的な香りを感じるまちの表情も重要なポイントではないかと思います。
レセプションでは賞のプレゼンターとして出席されていた皇風関にお目に掛かりました。来場所もがんばってください。
 
   オープニングの演奏する三中吹奏楽部の皆さん          皇風関とレセプションで
   オープニング演奏する3中吹奏楽部の皆さん           レセプションで十両優勝した地元皇風関と