2010年3月18日木曜日

休会日

 昨日まで、委員会審議が続いていました。総務委員会は国会でいう所の決算予算特別委員会に近い委員会です。調布市では、全て委員会付託と言う事で、細かく分けて詳細に審議します。従って、歳入について質疑できるのは、総務委員会だけですので、今年度の国・都の動向なども事前に研究してから審査に臨むことが必要になってきます。

 22年予算は、京王線関連事業など様々な大型事業が控え、財政のピーク期でもあります。
昨年度より、更に税収の落ち込むなかで、市では国や都の補助金等の活用や財政調整基金等を時崩したり、借金をして歳入を確保しました。
市民生活が厳しいなか市民生活優先に活かされる予算であることが求められることは当然ですが、実際には、昨年度より大幅な土木費の伸び(具体的には都市計画道路予算が増額)。市民にとって疑問が残る予算となり、(詳しくは最終日の討論で述べます)私は所管部予算に反対しました。

 今日は、神代中学の卒業式に出席しました。先生と生徒の信頼関係が式典のなかでも見えてきて、感動的な卒業式でした。
そのこどもたちが日々学ぶ校舎の老朽化は誰の目にも明らかです。廊下を歩いていると建物の傷みがよくわかります。帰り際にトイレに入ってみると、全体に老朽化のためか、薄汚れた印象を感じるのは否めません。扉も古く、タイルも古びてなんとかせねばと感じさせます。今回の審議では、選択と集中という言葉が頻繁に出てきました。義務教育施設の改修こそ、選択して集中して進めていくべき課題ではないでしょうか。

 今、調布市には「ぬくもりのあるまち調布」というのぼりをあちこちで見かけます。真にぬくもりのある市政とは何か。貴重な税金の優先順位は、道路ではなく、まず未来あるこどもたちのためにこそ、活かしていくべきではとの思いを強く持ちました。