2000年1月15日土曜日

感動する心

今日は(財)市川房枝記念会・日本有権者同盟・理想選挙推進市民の会主催「第38回新有権者と若者のつどい」に参加しました。うれしかったのは私の高一になる次女が今回、彼女の友人2名と共に参加したことです。ノンフィクションライター藤井誠二さんのお話とディスカッションがありました。藤井さんのお話は「人間」が僕をきたえるというテーマで、彼が高校在学中から市民活動に係わり管理主義教育を告発した経緯など体験を交え話すなかで、今「悲しむ力」が存在していないことの問題提起をしつつこれからの若者に多くの人と出会うことの意義を熱く語りかけていました。 多感な彼女達が口にした「自分が今まで見えていたようで、見えなかったものがあることがわかった。もっと自分の目で、耳で確かめることをしてみたい」など何気ない言葉でしたが、噛みしめながら一言一言話す視線がまっすぐでとても胸打たれました。私自身が政治参画への最初の一歩は婦選会館からだったことを思うと、彼女達が社会に目を向け問題意識を持った場が偶然にも同じ婦選会館だったことは感慨深いものがあります。社会について問題意識を持つという種が蒔かれた時から悩みが始まり、自分探しの旅にでることになるのだろうと感じました。最近話題になるのは若者の外見だけですが、久しぶりに娘と会話をしながら、自戒もこめもっと彼らの言葉に耳を傾けなくてはと心から感じた日となりました。