2000年12月30日土曜日

20世紀最後の一言

後、30時間で21世紀を迎えます。新世紀へ向けて、ですが、今年も慌ただしく年を越してしまいそうな気配です。
「『大河みとこ』のため息やホンの一言、一行でいい、もっとひんぱんに気軽に聞きたいよ、、。」ホームページを覗いた友人からの一言。そうか、来年の目標はこれだ!! ホームページのみとこの一言を文字通り一言でいいから、もっと気軽に生身?の声を届けよう。
実は今までの議会で一番しんどかった12月議会を終え、少しぼーっとしている大河です。今回程、議会制民主主義とは何か、議員って何?を自問自答した議会はありませんでした。そんな自分の悩み抜いた議会について31号にくわしく載せます。是非、会報をお読みください。
仕事始めは1月4日から開始する会報編集作業になります。今日から明日はわが家の和室を利用している事務所の大掃除です。まずは山のような資料整理(これがやっかいな仕事、シュレッターを使ったり、資源ごみとの振り分け、課題別資料の振り分け等々)、いつも占領している事務所の一室を和室?に戻します。また今年も徹夜になりような気配です。いつもする反省は毎回資料をきちんと整理しておけばこんな事にならなかった、、。という自己嫌悪。皮肉にも片付けていたら「捨てる!」技術という本が出てきました。
暮れからお正月にかけては、義弟・義妹家族が集合し年越しと新年会を行うのがわが家の習わしです。
一時、事務所返還の時です。今日は中一・中二の甥達も泊まりに来て賑やかになっています。背中に家族の厳しい視線に焦りながらも、2000年最後のメッセージを読んでくださったあなたに感謝のありがとうを送ります。さあ、お掃除がんばろうっと。

2000年12月4日月曜日

いよいよ12/8から議会開会!!

12月議会へ向けてカウントダウンです。
今日は仙川駅前の桜の木について考える会に出席しました。この仙川駅前広場の桜伐採問題については、私自身にも多くのお電話、お手紙が寄せられていました。ですから地域市民の関心の高さについては承知していましたが、今日開かれた考える会に参加したいと考えた第一の理由は駅前広場の予算執行を議決した議員として、今回の計画について、多くの地域住民が、その決定に対し異議を唱えているという事実に対し真摯に受け止めなければいけないと考えていたからです。ですから参加した人の生の声を、是非自分の目と耳で聴き考えたかったからです。二番目として今後、市民と行政の行き違いを繰り返さないためにもこの議論の中から今後のまちづくりに生かすべき点を見いだしていきたいとの考えからです。
市長も参加するということで、250人を超える市民、市外の関心のある方が第八中学校の体育館に集まってきました。木を切らないでと切々と訴える人、切ることもやむ得ないという人、様々な熱気のある発言が続きました。忙しい時間を都合つけて多くの方々が参加した会だろうと思います。考え方が違ってもそれぞれの発言に耳を傾け考えることが大事なことだったと思うのですが、他の人の発言を遮る声が起きた瞬間が何回かあったことは、そんな意味からすると残念な点ではありました。その中で若い方たちからの真摯な発言が多かったことが印象に残りました。特に駅近くの都立高校に通う女生徒の発言が心に残りました。
「私の高校には桜の木がありません。駅前の桜は入学した時、お祝いを言っているように思えた。開発だけを追求しないで真の豊かな気持ち、自然との共生などいろいろ踏まえてもっと改革をしていって欲しい。計画はすぐ決めるのではなく、もっといろいろな人の意見を取り入れていろんな事をみんなで相談してみんなでいい方法を考えて、いい形で桜を残すために設計を見直してはどうか」とそんな言い回しの発言でした。ちなみに友人三人と考えて参加し発言したとの事。
調布市はこれからのまちづくりの指針としていく基本構想の中で「みんなでつくる笑顔かがやくまち調布」を実現していきたいと市民総意として決定しています。女子高生の発言内容は、この考え方に合致した発言でした。私は、12月8日から開会する議会での一般質問では基本構想実現に向けての基本計画に対し何点か質問する予定でいます。今回の会から学んだ事として、文字通りみんなで意見を出し合い笑顔が輝くまちを創っていけるような条件整備が必要だという立場から、まちづくりへの地域住民の声を生かしていくシステムを市がどう考えているかについても一般質問するつもりです。市民のまちづくりへの提案が市民と行政の合意形成の中で確認され、実際の計画に生かされていくシステムがこれからのまちづくりのキーワードになるのではと今考えています。一般質問は質問の通告順に発言ができます。私は12月12日の本会議場で午前中の質問時間になるのではないかと予想しています。ご都合のつく方は是非傍聴して下さいませ。
くわしい日程は議会事務局0424-81-7291でご確認ください。

2000年11月5日日曜日

久しぶりの「大河みとこ」です!!

その1、まずはメールありがとうございます
元気派のHPにアクセスして頂いた方からのメールが段々と届くようになりとてもうれしく思っております。遠くは7月のJIフォーラムでごいっしょした北海道美幌町長の大庭康二さんからは会報を読んでくださったというメールを頂きました。北海道美幌町は28年にわたり日野市の(財)社会教育協会の「ひの社会教育センター」と交流しているとか。12月1、2日実施の「北海道物産」では美幌の農産物も販売されるそうです。ご都合のいい方は覗いてみては。ところで大庭町長はホームページを開いています。
アドレスは、http://www.muratasystem.or.jp/~obakoji/
です。こちらも一度訪問してみては?  
ある方からは「日誌がとぎれていたので心配しましたが会報を読み安心しました…。」という声もあり長い間の日誌休眠を反省中です。

その2として、10月の主な活動のご報告です。金沢・鯖江・東海市への視察。印象に残ったのは鯖江市が取り組むISO14001について市民と共に環境を考えていこうという姿勢でした。くわしくは31号に掲載予定です。10月25日には環境保全審議会に出席しました。(京王線立体交差事業が環境に影響を及ぼす地域をどの範囲とするかという都が示した案に対し市から審議会に原案通りで良いかという諮問です。審議会としては原案には含まれていない野川について将来の影響等考え、影響を及ぼす地域の範囲に野川を含むよう提案しました)都が行った京王線立体交差事業への環境影響評価については12月の審議会で審議予定です。詳しい資料は手元にありませんが目下、環境保全課で縦覧中です。関心の有る方は窓口で縦覧下さい。概略の資料は私の手元にもありますのでご意見の有る方は、是非ご連絡ください。

10月29.30日には、長野市で開催された女性議員をふやすネットワーク「しなの」主催の第2回全国女性議員サミットに参加しました。私が参加した一番の動機は出身県である長野の女性達がこの大会を政治の土壌を変えるためにと企画した大会だったからです。サミットのテーマは「主権在民の国づくりに向けて、いま!なぜ女性議員が必要なのか」。講師は各党の女性国会議員、また初の衆議院議員であった園田天光光さん。
来賓は今話題の田中康夫県知事。会場にあふれんばかりの女性議員の熱気と、なにより主催者代表の樽川通子さんの熱意ある堂々とした進行としなのネットワークの女性達の熱っぽいエネルギーに感動しました。地域で活躍している多くの女性議員、党派を超え国会で連携している女性議員、活躍する議員を支える多くのサポーターの皆さんとも知り合い、たくさんの元気もおみやげに帰ってきました。
サミット宣言も記載しまた。是非一読を。「本日ここに、第2回女性議員サミットを開催して、47都道府県の全域から、議員及び政治に関心を持つ、大勢の方々にご参加を頂き、「主権在民の国づくり」に向けて、巾広い議論を展開し、我が国における、政治のあるべき姿を模索した意義は大きく、男女共同参画社会における女性の果たすべき役割も確認いたしました。63日後に迎える21世紀をより豊かなものにするため、次のことをここに宣言します。
1.生命あるものすべてに、やさしくあたたかい社会を創り出すよう努めます。
2.「平和」を必ず次代に引き継いでまいります。2000年10月29日 第2回全国女性議員サミット」
最後にその3、プライベートで10月9日長野県軽井沢町に住む従兄弟の結婚式に出席しました。久々の結婚式に感激、そして改めて従兄弟達の年齢層が20代から60代までという年齢の幅広さ、そしてその人数の多さに感激した一日でした。この時、皆で唱った歌が「信濃の国」でした。議員サミットの交流会で最後に唱ったのも「信濃の国・ふるさと」。郷里を離れた年月が生まれ育った土地で住んだ年月よりも遙かに長くなってしまいましたが、どうも「信濃の国」と「ふるさと」の二曲は私の心の琴線に触れるようです。
長い長い日誌を読んでくださってありがとうございました。ほんの2日前の11月2日、大河みとこは46才。東京での生活も28年になりました。そして21世紀までは後57日。
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情報として、基本計画への意見を金曜日市役所1階、市民フォーラム室にて7時~9時まで開催中。
11/20(月)、12/11(月)はたづくり10階1002室にて基本計画のワークショップが開催されます。
気軽に参加し調布の未来に対し提案していきましょう。

2000年7月29日土曜日

北欧スタディーツアーに参加します

97年に訪れた北欧に再び出掛けます。デンマーク、スェーデンそして今回は新たに、フィンランド、アイスランドも訪問します。この日のために、あれやこれやの仕事を目一杯消化して、まだまだ書類の山と格闘中。大丈夫かな。でも、もう明日は機上のはず、、。事前学習にと読み始めた「北欧の政治」もまだ途中です。ドキドキしながら本を読んだり書類を整理したり後悔のカウントダウンの瞬間を生きています。
7月の市川房枝記念会政治参画セミナーで東大の神野教授の地方財政についての講義がありました。これから日本はどういう社会を目指すのか、スウェーデン社会の選択した社会を通して様々な角度から提案もありました。考えさせられる講義でした。3年前よりも更に厳しい日本社会の現状ですが、私たちはこれからどんな社会を目指すのかが問われている時です。もう一度「公共の福祉」とは何か、人が幸せに生きるとは何かを、改めて今回の旅で考えてきたいと思います。帰国は8月9日。
報告会は次回の会報でお知らせします。デジカメの操作が心配で、こっそりカメラも抱えていくのですが、、、。そしてカセットテープも。ちゃんとこなせるか考えると今から疲れ気味、帰国するまで日誌はお休みです。(よく休んでいるのに?こんな時はりっぱないい訳に使ってはいけませんね) 飛行機はフインランド航空です。個人的にはムーミンの国、サンタの国の飛行機に乗れることに満足しています。我が家では今もサンタは大きな娘の枕元にクリスマスカードと共にプレゼントを届けてくれることになっています??
では、行って来ます。

2000年7月19日水曜日

7月18日開催されたJ・Iフォーラムに参加して・・・

銀座ソニープラザのソミドホールにて構想日本主催のJ.Iフォーラム「地域から国を変える」の議論に参加しました。当初予定されていた討論メンバー(HP最新情報に掲載)をはるかに超える全国から参加した22名のメンバー(岐阜知事を始めとする上越市長、美幌町長、都議、県議、市議、町議)で賑やかな2時間半でした。
会場にいって初めてこんなに大勢が討論する会と知り、どう進行していくのかなとやや不安を覚えました。そうはいっても鮮やかなピンクの元気派カラーで参加したので色では一番目立っていた?大河です。
質問事項に対し、挙手をして答えていくという形式でしたので瞬発力がないと話の輪にも入れないといった話す方にも聞く方にも緊張感のある設定でした。私も何回か発言しました。特に、司会者から、議会での立場は「与党か野党か挙手を」という質問には閉口したので「国会での与野党という形を持ち込むために地方議会が本来の機能を歪められている。それを容認するような質問すること自体よくない・・・地方議会は二元制だ、こういった発言が誤った流れを助長することにもつながる」といった主旨の発言をしました。 それが現実だからというような発言もありましたが、議会改革が叫ばれている時、本来のあるべき姿を目指さないで問題解決ができるわけがありません。討論する人数が多いので個々人に保証された時間がなく、手弁当で遠くから参加された方の活動や問題提起を聞く時間がなかったことはもったいなく残念でした。
テーマとしての「地域から国を変える」といった主旨そのものが抽象的だったこともあり、聞いている人にも発言者にも具体的な問題提起までに至らず話が途中で消化不良に終わったのではないかと感じました。私も会運営の主催者側になることも多いので、それぞれの立場の満足度を高める会設定の難しさを学ぶ場にもなった会でした。ただ主催者側のねらいが、参加者に議員の率直な意見や雰囲気などをライブ感覚で伝えることにもあったとすればそれなりの会になったといえると思います。
私にとっての大きな収穫は各地で活躍する活きのいい方と知り合えたことです。皆、個性的です。特に若手の感性のいい議員が数多く誕生していることも感じました。自分のスタイルをしっかり主張してがんばっていて新鮮です。私も感心している立場にいてはいけません。「議員はしゃべってなんぼ」といった人がいますが、私たちの仕事はわかりやすいメッセージで自分の考えを多くの方に伝えなくてはいけません。今回はそんな意味からも力のある人の発言も聞けたので「話すこと」についての実践的学習の場になりました。自分をもっと鍛えないといけない、次回の議会に学習効果が披露できるようになりたいな。

2000年7月15日土曜日

昨夜はパリ祭

昨夜は「パルテノン多摩」で仲代圭吾・行代美都夫妻のパリ祭を娘二人と三人で鑑賞しました。本当に久しぶりのパリ祭、シャンソンファンには楽しみな季節です。
でも若い二人の反応はどうかな、、特に下の高校2年の娘の反応が気になりましたが、二人とも豊かな時間を過ごせたという感想を聞き、なんとなくうれしくなりました。彼女達も大学一年と高校二年、もうすっかり大人に近づいてきたことを実感させられる日にもなりました。彼女達にとって21世紀はどんな時代だろう、その時の社会は、そんなことを考えると大人として次世代に手渡す社会に責任を持たなければいけない、そんなことも考えさせる日でした。(行代美都さんのCD「歌 唄 詩」を聴きながら、、。)
最後に、私の関心のある近日行われる調布市のスケジュールのお知らせをひとつ。市民と市の協働のまちづくりを実践する場・拠点である「調布まちづくり市民フォーラム」が7/20(木)午後1:00~4:00に文化会館たづくり12階大会議場でオープニングセレモニーが行われます。市民フォーラムの紹介や鎌倉NPOセンターの活動紹介もあります。まちづくりに関心のある方是非参加してみては?私は他の会とだぶっていますので、遅れてですが参加予定。会場でわがまち調布についてお話しましょう。

2000年7月9日日曜日

みみチャンネル29号お読み下さい!!

梅雨の季節です。地震災害など発生する中で気になる天候の毎日です。国の「天気」も雨模様・・・。新聞を眺めながらみとこの「国民のつぶやき」をひとつ。
お中元の季節ですが、新聞に「そごう」デパートの広告も目に付きます。私たち国民は一企業の負債まで背負わされている現実を考えると、国の舵取りに不安を覚えるのは私だけではないはずです。国民は納税者としての義務を日々果たしているのに、国は皆の幸せのために使うはずの税金を、すばやく企業救済にあてがい、本人の過ちではない災害を受けた方々には冷たい、、。これでは国民本位ではなく企業本位の政治といわれてもしょうがありません。国民の政治不信を助長する悪循環の繰り返し、国は納税者から預かっている税金の使途を自らの財布と同様に真剣に考える所からスタートし直して欲しいものです。 
さて、今回は発行日に先駆けて、ホームページをごらん頂いた皆様にみみチャンネル29号をお届けしましたので、是非ごらんください。今回は作業終了まぎわに編集ソフトが故障し、新たに作り直すという悲劇もあり疲労困憊の毎日でした。今号のメインは、一般質問で取り上げた「これからの公共事業」のあり方も含めた「入札問題」についての記事です。今後多くのまちづくり関連事業が始まる調布市にとっては入札制度改革は緊急課題です。この問題は難しい内容も含んでいますので、いずれまた議会で取り上げていきます。私自身も新しい入札制度提案も含め学習していきます。入札に関するこんな本、こんな事例研究をしては、など良きアドバイス、提言ありましたら教えて下さい。
Mailお待ちしております。はみだし記事もひとつ、7月18日銀座ソニープラザ・ソドミホールで構想日本主催の第37回J.I. フォーラム「地域から国を変える」~地方議員が動き出した~に何人かの地方議員と共に討論者として参加します。くわしい内容は最新情報をごらんください。夏も元気に活動する「大河みとこ」です。

2000年5月22日月曜日

デジカメに挑戦!!

今までAPSのカメラを利用していましたが、いよいよ本日元気派では備品としてデジカメFUJIFILM FinePix1700Zを購入しました。「私にも使える」機種をと、会メンバーが選んでくれました。さっそく仕様書を読みながら、結構おもしろいものだと感心しつつ、何とか試してみました。今はデータをパソコンへ取り込む準備中です。機械音痴の大河には実践が大事ということで今回は1人でトライしてはと、CDやらUSBカードリーダを手渡されたのですが、本当は心配。うまくいくかな?これでHPへ載せる画像が増えるよう努力しないといけませんね。手にしてみて今更ながら時代はドンドン先へと進んでいる事を実感。ああ、道具に使われないで、使いこなせるようにならないといけないのに・・・。
今のようについていくのがやっとでは困ったものです。最近、新しい機種に変更した携帯電話の使い方も説明書とにらめっこ中?? 着信音を「G線上のアリア」にした事をすっかり忘れ、出なかったり失敗談に事欠きません。生活関連の機器はなによりシンプルが一番。メーカーもそんなコンセプトの商品開発をもっとお願いしたいと1人祈っている今日この頃です。日本語より、カタカナ名が多い説明書の簡単な説明書が欲しいのは私だけかな?
今日はもうひとつのお買い物、日経インターネットイエローページ2000を購入しました。国内企業・団体が27000件載っています。この雑誌の政党・政治団体に記載されている団体はまだ少なく27団体です。登録が少ないので、自民党、民主党等の中になんと「元気派市民とみとこの会」が神奈川ネットワーク運動・青葉と公明党に挟まれて載っています。団体の大きさに係わらず同じ行で肩を並べて書かれている元気派の名前を眺めるとちょっと不思議な感動を覚えます。索引で「元気」という文字に注目してみると会社名に「元気」はありますが、「元気派市民」という言葉は見あたりませんでした。このネーミングは全国にひとつかな?とか考えたりして、CD-ROM付きで2100円とちょっと高価でしたが、結局、記念に思わず購入してし
まいました。明日は事務局の友人に見せて驚かせようっと。

2000年5月12日金曜日

調布市基本構想素案説明会に参加して

5月11日夜7時からたづくり10階会議室で調布市基本構想素案説明会が開催されました。調布市がまちづくりの基本的な考え方として尊重していく最上位計画を基本構想と呼びます。この計画はこれからの調布の12年間の基本になる考え方を示しています。21世紀へ向けての調布の未来を市民の立場から提案していくことは重要な課題と考え、私は素案を策定している懇談会も傍聴しながら、議会でこの計画策定に対し、基本的な市の考え方や市民サイドからの提案もふくめ何回か質問してきました。 
この基本構想は議案として6月議会に上程が予定されています。今回の素案説明会は計画を市民に説明し、案に対する市民の意見を聴く場として保障された大事な公開された場、市民と行政の協働作業の場であったはずです。活発な意見交換を期待し参加しましたが、結果は私を含めわずか数人が参加した会に終わりました。「説明責任・情報公開・市民参加」を問題提起してきた私自身にとって「市民参加」という文字の重さをこれほど深刻に受け止めたことはありませんでした。おそらくその場にいた行政担当者にとっても「市民参加」は大きな課題に映ったのではないでしょうか。
基本構想素案にあるまちの将来像は「みんなでつくる・笑顔輝くまち調布」です。基本構想が正式な計画になるまで残された時間はわずかです。行政に対し、これから始まる基本計画、実施計画策定過程も含め最後まで市民参加への努力を求めていくのは当然ですが、市民の声が反映され実効性の高い計画にするには、策定作業に1人でも多くの市民が参画することがなにより大事だと思います。 
調布市のHPにある新着情報に基本構想素案全文が載っています。是非アクセスしてみてください。これからの調布の未来を「みんなでつくる・・・」というテーマを実現し「市民が主役のまちづくり」を進めるには、私も含め市民が創りだしていく努力が何より、これからの「市民自治」実現の鍵になるのではないでしょうか?

2000年4月27日木曜日

グリーンホビーコンサートは心のオアシス

4月26日は深大寺の自宅近くにある小さな喫茶室で夕方から月一回開催されるミニコンサートの日でした。水曜日は何故か他の例会と重なり、聴きそびれていましたが、久しぶりに最初から最後までゆっくりと鑑賞する事ができ、うれしい日になりました。この日もいつもながら会を運営される方のお人柄を感じさせる心温まる雰囲気で進行しました。地域に根付いている文化を体感する瞬間です。今回は東京オペラシティーの建築設計に携わった建築家でもあり、声楽もされる林雄嗣さんのコンサートでした。パートナーの林鈴子さんの伴奏でアッという間の2時間でした。
私の大好きな日本の唄、「浜辺の歌」「この道」「椰子の実」シューマン、シューベルトの歌曲、そして、イタリアの歌曲に続きオペラのアリアも聴くことができました。特にディ・カプア作曲「Ite vurria vassa!」というイタリアの歌曲は意味を十分理解できたわけではありませんが、哀しいフレーズに涙がこぼれてしまいました。オペラシティー設計のお話も聴くことができ、(何故たくさん木材を用いたか、、など)今度はオペラを鑑賞に行こうと心に決めてしまいました。
50人ほど入るとぎっしりという会場ですが、休憩時間に美味しいコーヒーとクッキーも出され、慌ただしく動き回っているどたばたした心に瑞々しい水を注ぐことが出来た贅沢な時間を手にすることができました。私の住む深大寺にはこんな素敵なオアシスもあります。ちなみに来月5月24日(水)19:00からは「エンジニアによるギターコンサートin深大寺」です。深大寺「グリーンホビー」会費1000円(コーヒー、クッキー付き)、「深大寺入り口すかいらーく横(問い合わせ0422-33-9037古城)よろしかったら覗いてみてくださいませ。

2000年4月13日木曜日

分権推進の先進市の事例から

今日は「分権条例制定について、自治体の現場から」ということで「横須賀市」の事例について(社)東京自治研究センター主催の、月例フォーラムに参加し学習してきました。
調布市でも3月議会では多くの分権関連の条例が提案されました。地方分権とは何かを考えた時、実際には法の施行条例ばかりが並ぶ新規制定や改正、廃止が多かったという感想を持っています。議会としての分権への取り組みという点からこれでいいわけがなかったという自己反省もありました。市民自治を目指す「元気派市民の会」趣旨からも、もう少し一歩前を行く自治体の事例を知りたいと考えていました。 
まず横須賀市の分権条例制定にあたって最初に話された「基本的姿勢」の説明に目からうろこの感ありでした。書いてしまえば当たり前のようですが、横須賀市では地方分権の最終帰着点が市民への分権(住民自治の充実)という観点も含め、地方分権時代の自治立法としての条例と規則のあり方を見直し、『分かりやすい条例、規則体系の整備』に取り組んできたというくだりです。
スタートは市長のトップダウだったと伺いました。自治体経営者が自治とは何かを根本的に捉えていた事が重要なキーワードになって進められてきたことがわかりました。職員の話しでは、実際には、条例制定後何が変わったのかというと、実務は以前と変わっていないようですが、任意でない法定事務の中で自ら意志を持って行っていく事が今後の課題だという問題意識でこれからも取り組んでいくという話しでした。 
熱意を持って地方分権を進めるには、なんといっても職員の意識改革が重要だという感想も持ちましたが、それ以上にトップに立つ人の市政への問題認識が自治の実現の方向を決めるものだと改めて認識しました。
横須賀市に関心のある方は下記のホームページをごらんください。行政手続きの電子化の先進事例の市であることがわかると思います。また、横須賀市議会もリンクしています。併せてごらんください。
横須賀市ホームページアドレス→http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/

2000年4月10日月曜日

会員募集と寄付のお願い

4月10日、本日はみみチャンネル28号の発行日です。
新しい会報みみチャンネルが古紙100%の再生紙に刷り上がり、土曜日に事務所に届きました。100%再生紙への切り替えは、会の課題でもありましたので、いつもよりやや白い紙に刷り上がってきた会報を手にしながら、ようやく実行できほっとしています。困難な時代ですが、今後の調布のまちづくりへの新たな始動期を迎えたという認識から市長へ「自治体の経営戦略」をどう考えているのかを迫った3月 議会の報告を主に掲載しました。 
今日から配送作業に入ります。事務所は会報の山に埋もれています。手配り分、郵送分とありますので封筒詰めをしたりしますが、なかなか手の掛かる作業です。多くの会員の方がボランティアでこの作業を担ってくれています。皆忙しい生活の合間をぬって1時間、2時間と駆け付けてくれます。今回は振り込み用紙同封という作業がもうひとつ加わります。
私たちの会は市民が集まって、市民自治を目指し政治団体を結成し活動をしているのはご存じの通りです。母体は自治にかける思いを持った市民、一人一人の集合体で、政党や特定団体とは何の利害関係もありませんし、援助も受けていません。自分たちの政治信条を守り育てるために、自分たちが自ら努力し自立した活動をしていかなければと考えています。自分たちで会費を出し合い、労力も出し合い、多くの市民に市政を伝えていくことを、特に重要な会の活動と考え会報を少しづつ増刷してきています。会の活動も6年目を迎えました。懸案だったHPにもようやく会報内容をお伝えできるようになりました。この活動をこれから更に充実させ、発展させるためには皆様の支えと活動を賄う実費が欠かせません。HPをご覧いただいた中で「元気派市民とみとこの会」の活動趣旨についてご理解いただき、会への入会またはご支援頂ければ幸いです。 
会報は郵送の方には来週早々に、手配り分については、それぞれの地域の会メンバーが生活の合間にボランティアで配っていますので、遅くなる地域もあるかと思いますが今月一杯を目標にしています。しばらくお待ちください。会報をお読みいただけましたら感想もお寄せ頂ければと思います。

2000年4月3日月曜日

市政と市民の架け橋」である議員として

4月2日、もうすぐ3日を迎える時間になりそうですが、ようやく会報みみチャンネル28号の編集が終了しました。明日、原稿を印刷に入稿します。郵送作業がありますので多くの方のお手元に届くのは15日以降になるかと思います。ホームページをご覧いただいている皆様には一日も早くお読み頂けるよう準備致しますので、しばらくお待ち下さい。 
ところで今回発行する会報をご覧いただくと活動日誌に「計画策定」の傍聴が多いことに気づかれると思います。市は「市民が主役のまちづくり」を実現するために各計画への公募委員募集、そして会議の公開、議事録のホームページの公開など実行しています。
  私は市民が議員に全てを白紙委任しているわけではないと常々考えています。ですから機会があれば市民の方がどんな考えを持っているか常に耳を傾けることに努力しています。自分の判断する結論が市民の皆さんの意見を反映させる意味からも「市政と市民の架け橋」という自分の立場からも努力したいと考えています。
  実際に各計画策定委員会を傍聴してみると、最初はぎこちない雰囲気から、段々議論できる人間関係が生まれ、なるほどと思える結論が自然に導き出されていくという事例も見てきています。職員、市民という枠を超えて真剣に議論することが最近のキーワードになっている「協働」という言葉のいい意味での体験の場となっているともいえます。傍聴し、プロセスを見ることで、私自身議会に出された議案の過程がわかり議論を深め、よりよい結論を導き出すことにも努力できます。 
ただ残念なのはまだまだ傍聴される方が大変少ないことです。委員会の開催日時の設定、広報の仕方の努力も必要ですが、私たちもまちに関心を持つことも同様に大切なことだと思います。ひとつの工夫として実際に計画に生かされる公園づくりといった参加しやすいメニューの充実がもうひとつのキーワードになると思います、今年度は、市が具体的に市民参加できる多くのメニュー充実を求めたいものです。皆さんの提案も是非、とお願いします

2000年3月27日月曜日

3月議会、終了。介護保険いよいよスタートへ

3月6日から開会された議会も24日閉会しました。今議会は、途中議会運営のなかで、委員会審議日程について議論となる事態も起きそれらの調整が2日間ありました。 深夜に及ぶ話し合いが持たれたりしました。政治は生き物といいますが、市民に見えない部分ですが議会運営は難しいものがあります。
今議会で初めて介護保険事業特別会計予算も可決され、いよいよ4月スタートになります。保険料も徴収されるので40才以上の方はようやく、!!とびっくりする人も出てくるのではないでしょうか。5月の元気派学習会では、動き始めた介護保険に対する「介護保険ちょうふ市民の会」に寄せられた市民の声についてお聞きしながら、今後について話し合っていきたいと予定しております。
みみチャンネル28号は4月10日発行予定で、目下編集作業に入っています。次回からは使用する紙も100%古紙に切り替える予定です。若干薄くなるので、見にくくなるか心配していますが、リサイクルを進めていく意味でも活用したいと考えて変更します。またHP上にも掲載できると思います。HPのカウントもようやく2000年にふさわしく2000人を超えました。ご覧頂いた多くの皆様に感謝致します。読んでのご感想お待ちしています。私も日記、がんばらねば・・・。

2000年1月15日土曜日

感動する心

今日は(財)市川房枝記念会・日本有権者同盟・理想選挙推進市民の会主催「第38回新有権者と若者のつどい」に参加しました。うれしかったのは私の高一になる次女が今回、彼女の友人2名と共に参加したことです。ノンフィクションライター藤井誠二さんのお話とディスカッションがありました。藤井さんのお話は「人間」が僕をきたえるというテーマで、彼が高校在学中から市民活動に係わり管理主義教育を告発した経緯など体験を交え話すなかで、今「悲しむ力」が存在していないことの問題提起をしつつこれからの若者に多くの人と出会うことの意義を熱く語りかけていました。 多感な彼女達が口にした「自分が今まで見えていたようで、見えなかったものがあることがわかった。もっと自分の目で、耳で確かめることをしてみたい」など何気ない言葉でしたが、噛みしめながら一言一言話す視線がまっすぐでとても胸打たれました。私自身が政治参画への最初の一歩は婦選会館からだったことを思うと、彼女達が社会に目を向け問題意識を持った場が偶然にも同じ婦選会館だったことは感慨深いものがあります。社会について問題意識を持つという種が蒔かれた時から悩みが始まり、自分探しの旅にでることになるのだろうと感じました。最近話題になるのは若者の外見だけですが、久しぶりに娘と会話をしながら、自戒もこめもっと彼らの言葉に耳を傾けなくてはと心から感じた日となりました。

2000年1月4日火曜日

「市民が中心の市政」をめざし本年もがんばります

新年あけましておめでとうございます。しばらく更新しないままに2000年を迎えてしまいました。本年もよろしくお願いします。 2000年問題も大きな混乱もなくとりあえずほっとしています。今は99年12月議会報告をレポートした会報みみチャンネルの編集に追われています。介護保険はそこまで来ているのにあやふやな政府の方針に市は振り回されています。そんななかでの市民の率直な感想など特集したいと思います。今回の視察報告は委員会視察がメインで掲載しましたが、他に長野県小海町の30人学級、佐久総合病院で有名な臼田町の在宅福祉について、品川区の学区の自由化等いろいろ視察してきました。これからの議会活動に生かしていきます。
会報の表紙は前回日誌にも書いたエイボン女性賞授賞式でのスナップです。社会状況も厳しい時代こそ「政治」は重要な鍵になると考えます。本来の生活の必需品である「政治」をもっと暮らしの中に取り込み、「市民が中心の市政」をめざし本年もがんばります。
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最新情報
市民生活に係わる大事な計画策定など進行中、傍聴しよう。
1/11 19時~(保健センター)21世紀まちづくり懇談会
1/17 15時~(文化会館たづくり研修室)障害者計画
1/17 18時半~(保健センター)介護保険事業計画
1/17 19時~(市役所1F)まちづくり市民フォーラム準備会
1/23 19時~(文化会館たづくり12F大会議室)まちなか再生フォーラム
1/24 19時~(保健センター)21世紀まちづくり懇談会
1/24 19時~(市役所1F)まちづくり市民フォーラム準備会