2009年10月18日日曜日

日記心の形展

 昨日は、文化会館たづくりで開催中の調布市文化祭に出かけました。その後、布田2丁目にある『ギャラリーみるめ』で開催中の、心の形展に出かけました。
心の形展は、視覚障がい者の生け花を創る会(代表 本橋 澄子さん)主催で、心の目で生花を楽しむ視覚障がい作家の皆さんの生け花の作品展です。
 朝日新聞にも報道されましたが、「双花 はな」は、平成15年に、生け花をしたいという視覚障がい者の方の声を聴いたのをきっかけに一年間の準備期間を経て、16年に教室が設立。生け花は立体空間から成り立っているので、空間を把握することは難しいですが、立体を工夫するための道具も工夫して心に浮かぶイメージを生け花で形にする、という方法で進めているそうです。
主宰されている講師でもある本橋さんは、「私は心に浮かぶイメージを生け花で形にする方法で進めています。心を動かされた感動の気持ち、豊かな感性がイメージを生み出す力になるんです。今回は風をテーマにしていますが、吹く風だけでなく、心で感じる風のイメージをふくらませていくと様々にイメージが湧いてくるんですよ。」と丁寧に説明してくれました。
お話を伺いながら、エレガントな雰囲気の中に、生け花を学びたいとの声に一年間の準備期間をかけて真摯に向かい合ってきた本橋さんの指導者としての凛とした生き方も伝わってきて、思わず背筋がピンとしました。ご自分の俳句からイメージして生け花で表現された方など多彩な作品展です。明日まで開催中です。
会場では、温かな日だまりを感じさせる心地よい風を感じました。皆さんも心地よい秋の風を体験されては、いかがでしょうか。
是非、会場にお出かけ下さい。
 会場:ギャラリーみるめ 調布市布田2-32-8(042-488-2120)
 10/18(日)11:00~18:30 
 10/19(月)11:00~17:00