2007年9月6日木曜日

9月議会が開会します。

 本日より9月議会が開会します。9月議会は18年度の決算を審議する議会でもあります。ここでの審議が20年度予算にも反映されます。手元には膨大な決算資料が届いています。目を通すだけでも大変ですが、税金がムダなく市民のために使われたかを市民代表の目で評価する大事な議会です。 しっかりと資料に目を通し充実した審議をしていきたいと思います。
私は、これまで問題にしてきた仙川の音楽・芝居小屋 仙川保育園複合施設の「せんがわ劇場の設置条例」について本日の議案上程時に質疑します。 内容は設置目的について、運営にあたって委員会設置の必要性について、料金設定等に関して行います。

12日には一般質問を予定しています。ほぼ完成した仙川複合施設を例に、複合施設建設にあたっての検証と今後の公共施設のあり方について質問します。以前、日記にも書きましたが、仙川保育園は保護者から建物の安全性について多数の保護者から不安の声が寄せられていました。5月に新しい園舎に引っ越したばかりですが、今議会で補正予算が組まれ、施設の安全性確保のための改修工事をする方向になりました。引き渡しが済んだ建物が子どもの施設で基本となる安全面について追加工事を行う例を聞いたことがありません。
二度とこういった事が起きないようにこれまでの経過も含めて複合施設建設にあたっての評価検証を問いたいと思います。

調布市では公共施設維持補修計画が作成されていますが、老朽化した施設の改修工事が目白押しです。これからは改修する際には施設によっては地域ニーズに沿って、施設の複合化、多機能化も進めていく事になっています。こういった背景からも、この事例から何を学び、今後にどう活かしていこうとするかは市民にとっても大事なテーマになってきます。
市では16年から18年まで行政評価制度の確立に向けて努力してきました。行政評価に関しては9月5日号の市報に掲載されています。市ではこの評価シートを用いて様々な事業について事業評価を進めてきました。このシステムは決められた評価にしか使えないのでは意味がありません。
今回のような複合施設建設という具体的な課題に当てはめ、これまでの経過も含めPDCAと呼ばれる計画、実行、評価、見直しという評価制度を使いこなし、行政の業務改善にも役立ってこそ生きたシステムといえます。
質問することによって、私たちも市の考え進めている行政評価システムとは何かを学ぶきっかけにもなると考え質問することにしました。関心のある方は、是非傍聴下さい。