2006年9月5日火曜日

久し振りの日記です。

ご無沙汰していました。いよいよ明日から決算議会です。手元には分厚い書類の山が、ため息が出ますが、これが一年間の市政の集約したものだと思うとしっかりと見ていかなければと気持ちもきりっとします。今回は今まで市の財政白書作成について提案してきた私からすれば、それにほぼ近い資料が作成されこの時期に出された事についてはとても嬉しく思っています。
 夕張ショックという言葉が広がっています。私たちのまちの財政状況はどうなっているのかと心配する声も聞かれます。議会の責任は重いと考えていますが、市民と情報を共有しながらまちの将来を考えていくことがこれから大事になってきます。そのための大きな一歩に繋がる資料の提供を決算審議に活かしていきたいと思っています。
追われるような中、9月2.3日と名古屋の愛知大学で国際公会計学会全国大会に参加しました。一般質問で行政評価、行財政改革について言及するので、報告事項や講演に同様なテーマが多くあったことや、政治家と公会計についてという論題も多く、気がかりな公会計の今後の行方についても知りたく参加してきました。ここで学んで9年目になりますが、正直難しい内容も多くしんどいですが、これからの行財政運営を大きな視点に立ち考える意味から自分にとっては大事な学びの場です。
今回は財政学と会計学には壁があるのかなと感じる議論がありました。私の立場からすれば、それぞれの専門分野の分析を持ち寄り相互乗り入れして、早く公会計原則を作成して頂きたいと思っています。少なくとも夕張市のような、市の正確な財政状況がつかめない結果、最終的には納税者が責任を担わされ行政サービスの低下を受け入れるような事態にならないためにも、よりわかりやすい会計情報のあり方を早急に検討して欲しいというのが実感でした。公会計改革は、実は私たち自身のこれからの暮らしのあり方にも直結した問題を孕んでいるのだと再認識してきました。

今回の議会は再選された市長の最初の定例会ですので、今後の四年間の地域経営という視点から質問を予定しています。一般質問の作成、決算資料の分析と慌ただしい毎日ですが、大事な一年の総括を丁寧に検証し、次年度の予算編成に審議内容が反映されるように、またあちこちで学んできたことも活きるように努力しなくては。さあ、頑張ろう。