2000年5月12日金曜日

調布市基本構想素案説明会に参加して

5月11日夜7時からたづくり10階会議室で調布市基本構想素案説明会が開催されました。調布市がまちづくりの基本的な考え方として尊重していく最上位計画を基本構想と呼びます。この計画はこれからの調布の12年間の基本になる考え方を示しています。21世紀へ向けての調布の未来を市民の立場から提案していくことは重要な課題と考え、私は素案を策定している懇談会も傍聴しながら、議会でこの計画策定に対し、基本的な市の考え方や市民サイドからの提案もふくめ何回か質問してきました。 
この基本構想は議案として6月議会に上程が予定されています。今回の素案説明会は計画を市民に説明し、案に対する市民の意見を聴く場として保障された大事な公開された場、市民と行政の協働作業の場であったはずです。活発な意見交換を期待し参加しましたが、結果は私を含めわずか数人が参加した会に終わりました。「説明責任・情報公開・市民参加」を問題提起してきた私自身にとって「市民参加」という文字の重さをこれほど深刻に受け止めたことはありませんでした。おそらくその場にいた行政担当者にとっても「市民参加」は大きな課題に映ったのではないでしょうか。
基本構想素案にあるまちの将来像は「みんなでつくる・笑顔輝くまち調布」です。基本構想が正式な計画になるまで残された時間はわずかです。行政に対し、これから始まる基本計画、実施計画策定過程も含め最後まで市民参加への努力を求めていくのは当然ですが、市民の声が反映され実効性の高い計画にするには、策定作業に1人でも多くの市民が参画することがなにより大事だと思います。 
調布市のHPにある新着情報に基本構想素案全文が載っています。是非アクセスしてみてください。これからの調布の未来を「みんなでつくる・・・」というテーマを実現し「市民が主役のまちづくり」を進めるには、私も含め市民が創りだしていく努力が何より、これからの「市民自治」実現の鍵になるのではないでしょうか?