2009年11月22日日曜日

わがまち調布

 実りの秋、調布市農業祭は昨日・今日と開催中。たづくり前広場には、毎年恒例の調布産野菜で作られた宝船が訪れる人を迎えてくれました。姉妹都市木島平村も出店し、色を添えている。知り合いの農家の方が販売していた熟した大きな柿を購入、木島平村では大好きなお焼きと胡桃、そして林檎。段々重くなってきた袋を抱えながら、恒例の調布の野菜当てクイズに挑戦しました!なんと38種類の苗、そして24種類の種が所狭しと並べられていました。クイズに参加している方からは市内でこんなに沢山の種類が栽培されているんだと驚きの声も聞こえました。
ニンジン、じゃがいも、小松菜、キュウリ等馴染みの野菜はもちろんの事、ニガウリ、ペカナ、パクチョイ、ターサイ、ノラボウなど珍しい野菜も多く、感激しました。苗を見て野菜の種類を見分けるのは難しいことです。特に種は難問、唸りながら解答用紙に書き込みました。
長野で野菜に触れて育ったせいか、苗は38問中、36問正解、やった!
種は24問中、16問正解と半分ちょっとクリアしました。参加賞として、エコバックに入ったブロッコリーと直売マップをもらいました。美味しそう!会場は、野菜、果物、花等農産物の即売、農の生け花と題した展示もあったり調布の豊かな自然の恵みで一杯でした。今日まで開催しています。是非お出かけ下さい。
前日は、たづくり・くすのきホールで映画「田んぼ」と講演の夕べに参加しました。人間と共に生き続けてきた生きものの生命が続かなくなるような環境の変化は、いずれ人間の安全で豊かな生活を脅かすことになる。鳥や虫、魚、人間は「田んぼ」でつながっているという趣旨のドキュメンタリー映画と、生物多様性と都市農業についてのお話でした。
人と生きものに優しい農業とは何か、市街化区域に住んでいる生き物の視点を忘れずに生態系と農地の関係を考えていくべきとの話しに、調布に残された田んぼは、こどもたちに残すべき市民財産だと改めて実感しました。農業祭りが開催できる市であり続けるためにも、これまでも主張してきた田んぼを保全のための財源の確保、人的支援の仕組みづくりなど、もっとしっかりと提言しなければと思いました。

 昨日は、たづくり2階南ギャラリーで開催中の「調布Sai(再・彩)発見~蔵出し!地域資料展」も覗いてみました。会場は調布で満載の感ありです。
調布市郷土博物館、調布市立図書館、総務部総務課、生活文化スポーツ部産業振興課の共同主催という事もあって幅広い展示になっています。広告チラシ、花火大会ポスターやうちわ町の移り変わりがわかる写真、貴重な調布市の合併する際の文書等々、特にチラシは1970年代からで、当時の物価や、モデルからはファッションまで暮らしぶりもわかり、子どもさんも楽しめる展示になっていました。
会場を見ていると、見かけたことのある小冊子に釘付けになりました。なんと十数年前に私が地域の学習グループで活動していた時に、皆で作った深大寺地域便利帖がそのなかに展示されていたからです。そういえば図書館に寄贈したんだと思い出しました。
深大寺周辺で暮らす方のために、絵地図に医療機関、お店、野菜スタンド等々調べて作成。二回程発行しました。特に二回目は第百生命のフレンドシップ財団の助成を受けて作成したものです。表紙の絵はどちらも私が書いたので(...拙い絵ですが)思いがけない場所での対面にびっくりしました。
展示されている資料からも、その保管されている量は膨大な事がわかります。調布を教えてくれる貴重な地域資料の保管場所は段々に一杯になってきていると聞いています。最近、国では公文書法も制定されました。
議会の歴史の中には、貴重な合併時の確認書などの展示もありました。公文書資料館があれば、展示された様々な資料にいつでも触れることができます。
各担当が様々な地域資料を保管しておいたくれたお陰で、こうしてまちの歴史に触れられることを思うと、議会の委員会審査でも公文書の必要性を訴え、資料保管への予算をしっかり積算するようにと発言してきましたが、常設の資料館があったらと改めて実感しました。29日まで展示されています。きっと展示を見て頂ければ私と同様な気持ちに至るのでは、と思います。今日明日の連休のスケジュールのひとつに是非入れてくださいませ。