2003年12月8日月曜日

明日9日より、12月議会が開会します。

長らくご無沙汰の大河です。いよいよ12月議会が明日から開会します。私は今議会の焦点のひとつは、土地開発公社が取得を予定している外環関連の土地問題にあると考えています。外環は計画が大深度へと大幅に変更されつつあります。それに伴い今まで道路予定地とされていた土地所有者に対し、国が補償制度を創設しました。しかしその土地の取得については何故か各自治体の土地開発公社が国や都と協定を結んで取得するようになっています。まず、何故市が国の管理する道路事業に関係する土地取得を融資を受けて行うのか不思議でなりません。後で利子も元金も市に戻すというのですが腑に落ちない話です。
 
 調布市内では企業からこの制度を利用して土地の買い上げの申請が出ています。その1件に関して12月議会で議会初日に話し合いをし決定する「先議する」ことが決定されました。通常提案された議案は全て最終日に議決されます。補正予算が議会初日に審議し、急いで議決しなければならない理由は何かがはっきりしません。「大深度へ計画変更」するという事は道路を地下に通す事です。それなのに何故わざわざ利用しない地上の土地を購入するのか、疑問ははかりしれません。この様な事例も初めてですが、私には何故議会がこの問題だけ先議しなければならないのかも不明瞭であり、先議すべきではないと考え幹事長会でも発言しましたが、結果的には議運で了承されました。明日の初日に審議されます。この問題は私が所属する総務委員会での審議ですので、慎重審議するつもりです。本会議、委員会審議共に傍聴できます。関心のある方は傍聴ください。本日は議会日程、議案一覧表もホームページに載せましたので、併せてご確認下さい。大河みとこは一般質問も予定しています。質問内容は議事日程表に記載しています。併せてご覧下さい。
 10月1日 会報42号の編集開始しています!

 9月24日に9月議会が閉会しました。9月議会審議は決算審議がメインです。私は14年度決算の認定に反対しました。14年度予算は前市長のが予算編成したものですが、昨年の7月からは長友市長が予算を執行し、その間に4回補正予算も提案されてきています。決算の認定に反対した主な理由は、市長公約にあった財政改革、無駄、無理な「箱物行政」の見直しとは何だったのかが決算審議のなかでも、未だ市民に明らかにされず、借金の早期返済が公約にあったにも関わらず、見直し事業は具体的に示さないまま、むしろ財源内訳が明らかされていない新規事業について実施する事を決定してきている点などです。これでは公約の実現は危ういと不安に感じざるを得ません。詳しくは議会レポートに決算認定に対する反対討論の全文を掲載しましたのでご覧下さい。
  9月議会では人事案件も提案されました。今まで不在だった助役・教育長がようやく誕生し、市三役が揃いました。助役人事は結果的には庁内で部長職にあった方が選任されました。市長が市政を進める上で市職員に精通した方を登用したいとの意向は理解できましたので、この提案には同意しましたが、助役人事は満場一致で選任され、議場からも拍手が起きました。今回が議会に提案された初めての助役人事だったわけですが、市民との約束である女性助役の提案が含まれていなかった事は残念でした。当初、2名提案したいとの意向が伝えられた際には、男性2名だったようですが、議会に正式に提案されたのは1名の方のみでした。

市長に就任する前に約束した事が、現実に市政運営するなかでは難しい場合も起きてくるでしょう。であれば、そんな時こそ市長は市民への誠実な説明責任を迅速に行うべきではないでしょうか。そこから市長が目指す市民参加型市政実現にもつながっていき、市民との信頼感も育っていくと思うのです。市民は市長のそんな生の声を期待しているのではと、最近強く感じています。

市三役も誕生し、二回目の予算編成も近づいてきています。市長が決算審議で出された議会の意見も取り入れながら、市民に約束した公約実現に向けてこれからも努力されるように、提案も含め私も今まで以上に議会でも積極的に発言していくつもりです。

10月は行事の多い月ですが、私は目下、議会報告を掲載する会報みみチャンネル42号の作成に取り掛かっています。これが思うように進まずに落ち込んでいます。何が難しいかをお話しますと、京王線立体交差化事業と外郭環状線事業(外環)について少ないスペースの中で記事にしたいと考えているからです。実は9月議会最終日に調布市民にも影響大の2つの広域交通問題について議会でも特別委員会を設置し話し合っていく事が決定しました。大河も11名で構成される特別委員会の委員になりました。限られた紙面の中でどう表現すれば、市民の皆さんと問題を共有できるのか、今は頭をひねって思案中なのです。元気派の編集スタッフの知恵とテクニックでなんとか分かりやすく記事にしたいものです。

第一回目の特別委員会は20日9時半(傍聴可能・くわしくは議会事務局81-7291まで問い合わせください)から開催が予定されています。2つの広域交通問題について、皆様のご意見をお寄せください。さあ、会報編集、今日もがんばろう!