2012年12月9日日曜日

その1 投票に行こう
 4ヶ月近く日記を更新しませんでした。今、国政選挙と都知事選と、日本を、都の方向性を決める大事な選挙が近づいています。私は無所属で、これまで市長選も、都議選も都知事、国政選挙全てに係わってきていません。時々どの候補者に投票したら良いのかわからないので、と聞かれることもあります。いつもお話するのは、参政権の大切さです。「一票を投じることの重さ」をお話しします。
「私たちのまちのことは私たちが決める」、市民主権は、都民、そして国民主権にも繋がります。主権者である私たちは多くの権利を有していますが、その権利を守り育てていくには参政権の行使は欠かせません。私たちは何より平和で、安心して日々を送ることの出来る社会を求めています。このことを実現してくれる信頼できる候補者に貴重な一票を託す事ではないでしょうか?
投票率は民意の現れです。政治は生活の必需品です。否定することなく皆の英知でつくっていくものです。一人ひとりが自分の問題として考え、投票行動することが大切です。国政も都政も他人事ではなく、私たち自身の問題です。判断した結果が私たちの日常生活を決定していきます。是非、投票に行きましょう。
その2 8月から今日まで   調布にて
 今日12月9日は、市役所前広場で開催された調布市観光フェスティバルに行きました。昨年に引き続き被災地のコーナーがあるのも特徴のひとつです。司会進行をプロ顔負けの市職員が頑張っていたのが印象的でした。
12月1日には深大寺そばまつりに出かけました。深大寺の紅葉は「京都」とまではいかなくても「小京都」と言っても良いほど美しいです。是非来年は紅葉した深大寺にお越しください。 
 役所広場にて     深大寺門前の紅葉
      12月9日 役所前広場にて                 12月1日 深大寺門前の紅葉
         
               深大寺紅葉を前に
                          深大寺の紅葉を前に

女性が政治を変えるとき
 7月24日に出版された岩波書店発行の「女性が政治を変えるとき」が著者の五十嵐先生から送られてきました。著書は、女性が目指す新しい政治とは、という視点から国会、都道府県、市区町村議員、市長・知事を務めた52人もの女性政治家のインタビューが掲載されています。私も、政策課題として「財政」に取り組む議員としての角度から著者のお二人から取材を受けていました。客観的にかかれた自身の活動を読むと改めて自分のこれからの活動の基本は何か再認識しました。
 まだまだ日本での女性議員の割合は世界でも下位ですが、この本を読んで頂くと様々な地域で、立場で活躍する女性議員の政治への影響力は大きいものがあります。もっと多くの女性の政治参画を願って、女性参政権の行使も併せて強く願うものです。 11月20日には私が議員になった原点でもある(財)市川房枝記念会政治と女性センター財団創立50周年記念シンポジウム「創立から50年 市川房枝のおくりもの―振り返り未来をみつめてに参加しました。 基調講演は「市川房枝:グローバリズムへの先駆け」 として緒方貞子さん(JICA特別顧問)、 シンポジウムは恩師である山口みつ子(財団法人市川房枝記念会女性と政治センター理事) が コーディネーターを務め、パネリストに堂本暁子(前千葉県知事)、井上輝子(和光大学名誉教授)、花﨑哲(桜映画社社長)各氏を迎えました。会場には、紹介した本の著者である五十嵐立教名誉教授とミランダ・A.シュラーズベルリン自由大学教授・環境政策研究所所長に久し振りにお目に掛かりシンポジウムの会場に飾られた市川房枝さんの写真の前で、尊敬する先輩の前多摩市議住田けいこさんと共に記念の一枚を載せました。
  「女性が政治を変えるとき」議員・市長・知事の経験    著者の五十嵐暁郎・ミランダ・A.シュラーズさんと住田前多摩市議と 
   女性が政治を変えるとき 岩波書店     著者の五十嵐暁郎・ミランダ・A。シュラーズさんと多摩前市議住                             田けいこさんと共に11月20日 津田ホールにて
長野県小海町観光大使
 私は出身地である長野県小海町の観光大使に任命されていますが、議会控え室の端には町の案内パンフレットを置く位で過疎化したまちを支援する力になっていないのが現状です。今回市川記念会の講師にお招きした日大経済学部教授の沼尾さんがゼミ生と共に町おこしに協力してくださることを知りました。
11月3日には日大三崎校舎にて活動報告と町の特産物の即売があるとの案内があり駆け付けました。小海町は夏の避暑地として、冬のスケート、ワカサギ釣りも昔から有名です。深緑も紅葉も素晴らしいですが、今は子産み、子育ての里としても売り出したとか、、。JR小海線の車窓は美しく有名です。東京からも近い「小海町」を一度訪れて見てください。
小海町子育てでまちおこし    小海町の町おこしに頑張ってくれた日大沼尾ゼミのメンバーと
 11月3日 小海町は子産み・子育ての里      町おこしに協力してくれた日大沼尾ゼミのメンバーと
再生エネルギーの先進地を視察
 10月30日~11月2日と建設委員会の視察がありました。 飯田市では自然エネルギー源を持続可能な形で利用されている、特に太陽光の利用について学んできました。自治が根付くまちで、長く太陽光を生かした温水利用から太陽光の利用への市民参加へと繋がってきたことや、環境に配慮するまちの有り様は建物・街路樹にも感じられました。又、総合的な 域資源を活用して環境と共生する豊かで持続可能な地域づくりを目指す「たはらエコ・ガーデンシティ構想」を掲げている風の町・田原市の徹底した環境へ配慮した政策はこれからの消費型の都市部のまちとしてエネルギー問題をどう考えていくか大きな課題です。調布市もリサイクル率では全国有数の市です。身近にある自然エネルギーを、どう生活に取り込めるか省エネルギーへの取り組み等実践することで、持続可能な地域社会を創っていくことを模索しなくては。
 飯田市で太陽光エネルギーについて視察   飯田市の街路時は林檎並木
10月30日 飯田市の太陽光エネルギーの視察       飯田市の街路樹は林檎並木
 田原市の太陽光エネルギー計画  田原市の風力発電
    11月2日 田原市を視察                 田原市の風力発電
 世界で唯一の被爆国の国民として
 東日本大震災による原発事故は私たちに唯一の被爆国として、今後の社会の有り様をどう考えていくのかという大きな命に係わる問題を突きつけています。私は原発事故が起きた時から、もう一度平和記念館に行って自分自身にこの問題を問い直そうと考えていました。たまたま所属する自治体学会広島大会が開催され、会場も記念館隣でしたので、じっくりと見学し、まちの歴史、当時の状況や今に繋がる被曝問題の大きさもあらためて自覚してきました。 「未来ある世代に希望が持てる社会を受け渡していくためにも、解決できない悪影響を及ぼすものを私たちは残してはいけない」このことを心に深く刻み、様々な課題に根気強く取り組んでいきます。原発問題は命とどう向き合っていくのかという倫理問題でもあります。
            自治体学会広島大会で会場傍にある原爆ドーム前で
           8月30 日自治体学会広島大会会場傍の原爆ドーム前で

2012年8月19日日曜日

その1 会派って何?

その1 会派って何?
4ヶ月も日記を更新できませんでした。
その間に様々な出来事がありました。特に議会改革を進めていく中で、5月14日の第10回議会改革代表者会議から8月10日開催された第14回会議まで継続して議論されてきた「会派問題」は、様々な論点を挙げて議論してきましたが、これまで調布市議会では使われた事のない2名以上の会派は「交渉会派」とするという概念は、市民にとって議会の透明性につながったというよりも、かえって分かりにくくしたとしか思えません。これまで「元気派市民の会」として行ってきた市長の所信表明に対する代表質問を、単数会派は市長の所信表明に対して質問することができるという提案で代表質問と区別されましたが、こういったことにどんな意味があるのか今持ってわかりません。
 これまで様々な議会改革について話し合ってきましたが、この「会派問題」については開かれた議会を目指す中で、市民にとっては選挙後に会派を結成して会派の論理を議会運営を進めていく今のあり方自体分かりにくい中で、市民への説明責任、或いは議会の透明性につながったとはいいがたく、市民の皆さんに説明できない今回の会派の位置づけについて、最終的には座長提案を了解して頂きたいとの座長発言を持って5月から審議されてきた少数会派問題は終結宣言されました。
 
 今後新しいルールで議会運営されていきますが、私は市長の所信表明に対して、これまで通り「元気派市民の会」の考え方に賛同してくださる市民代表としての立場に立って認問していくつもりです。
今、全国の多くの議会で議会改革が検討されていますが「会派」は市民にとって最もわかりにくい存在ではないかと思います。私は自治体学会議員研究ネットワークの会員であり、副代表幹事でもありますが、今月の30.31日に開催される自治体学会広島大会では、議員ネットワークとして「議員が立法するということ~議会の政策法務能力は高まったか?」の分科会を担当します。
議員ネットワークでは総会の議論を経て、現場からの提案として、議会改革の課題を明確にして解決する方向を提案すべくN紙に専門家の監修をを得ながら自治体議会学形成の意味も含め連載する企画があります。様々な切り口から問題提起していく事になりますが、その中でも「会派の意義と現状については大きな課題のひとつとして検討することになると思います。議会にとって会派とは何か、市民にとって「会派」とは何か、会派はどうあるべきかを考えていきたいと思います。
もう一点、住民に開かれた住民参加が促進されていくためにも議会報告会も重要なテーマです。これから調布市議会では議会報告会開催に向け議会報告会実行委員会を設置、私も委員の一人として取り組んでます。改革代表者会議を通して合意形成を図っていくことの難しさを感じていますが、議会という市民のための機関として機能するためにも、この委員会各会派から1名で計7名が「チーム調布市議会」として一体感を持って進んでいくように努力していくつもりです。
その2 京王線地下化に 地上部を走る京王線最後の日
 昨日は事務事業の側面評価・調布版事業仕分けを傍聴すべく午前から役所に出かけていました。地籍調査、大気汚染測定などしっかり継続、或いは速度を上げて行うべきものも含まれ、どのような基準で事業を選択したのかがわかりにくい内容も見受けられました。行政は一度始めた事業を廃止、或いは見直すことの難しさがあります。特にその事業に関係する市民が多数存在する場合は特にその傾向があります。今後税収の伸びが期待できないなかで、駅前広場整備、公共施設維持等様々に多くの財源を必要とする事業が目白押しの中で、何を止めて何を行うのか大きな課題です。9月議会は議会による事業仕分けの場でもあります。側面評価を傍聴しながら、私自身議員として多くの声に耳を傾けると同時に、税金でやるべき事業は何かについても改めて真剣に考えていかなければならないと肝に命じています。
役所を後にして駅まで来ると、駅周辺は沢山の人だかりです。今日は京王線を走る電車の見納めの日でした。
  
  ホームに停車する電車  別れを惜しみ撮影する市民     ホームに停車する電車       別れを惜しみ電車を撮影する市民の方々  

2012年4月15日日曜日

日本映画批評家大賞IN調布

 昨日は第21回日本映画批評家大賞授賞式がグリーンホール大ホールで開催。この賞の選考委員はプロとしての誇りを持って他の映画賞とは一線を画した選び方をしたいと1991年から開催されてきた映画賞だそうです。
当日配布されたパンフレットには たづくりで開催されていたこうの史代さん原作の作品「夕凪の街 桜の国」が2007年度作品賞を受賞していたことを発見。
新人賞は前田敦子さん、剛力彩芽さん、作品賞は「大鹿村騒動記」でした。長野県大鹿村が舞台で300年続く大鹿歌舞伎の舞台を織り交ぜながらの物語りですが、長野県出身の私にはうれしい受賞でした。他に三浦友和さん、西田敏行さん、浅岡ルリ子さん、宮本信子さん、北大路欣也さん、山本陽子さんなど多くの受賞者が出席し喜びのスピーチの中に、調布市の撮影所での思い出をコメントをされていました。映画人にとって「調布」は縁のある地なんだと感じました。
 
 今、映画のまちづくりが基本構想にも提案されていますが、映画文化を育んでまちの中に溶け込んでいくよう考えていくには、観光振興という視点から映画に関連したキャラクターを配置することも一考かもしれませんが、映画が撮りたくなるような印象に残るまちの雰囲気、都会的な要素と田園風景も兼ね備えた調布らしさとそこに暮らす人も含めた豊かな文化的な香りを感じるまちの表情も重要なポイントではないかと思います。
レセプションでは賞のプレゼンターとして出席されていた皇風関にお目に掛かりました。来場所もがんばってください。
 
   オープニングの演奏する三中吹奏楽部の皆さん          皇風関とレセプションで
   オープニング演奏する3中吹奏楽部の皆さん           レセプションで十両優勝した地元皇風関と

2012年4月7日土曜日

春・入学式に思う

 昨日は神代植物公園、深大寺と会報に載せる写真を撮りに出かけました。午前中は子ども達も卒業生の北ノ台小学校の入学式に出席しました。真新しいランドセルを背負いながら保護者の方に手を引かれて歩いている姿は頼りなげでもありますが、好奇心に満ちた瞳からは伸びていくエネルギーを感じました。式典の最後には6年生代表の挨拶がありました。凛々しく頼もしい上級生の姿に子ども達にとって小学校6年間は人間としても大きく成長する大切な時期なんだと改めて思いました。北ノ台小学校でのPTA活動が、私の議員活動のひとつの原点でもあります。
 
 市政は義務教育に大きな責任を負っています。今議会でも耐震対策として体育館の改修を優先的にすべきと訴えてきましたが、式典が行われた体育館はコンクリートに最近やや厚めのクッションを貼ったものです。木のフロアーではありません。市内体育館ではまだ数カ所残っています。震災時の避難場所にもなっている体育館ですが、その床の作りは様々です。子ども達の足にとっても固いコンクリートが良いはずがありません。今行われている駅前開発にかかる費用は膨大で特に都市計画道路の費用は1路線100億円とも言われるとき、ほんの一部でも改修費用に回せばほとんどの体育館が改修できます。何を優先すべきかお金は限られています。使う優先順位を真剣に考えていく時代になってきています。
春爛漫・深大寺
 
 昨日の深大寺は肌寒かったですが、晴れ渡り桜が次々に花開き今日明日は神代植物園もライトアップされるようです。私はここ2日間は会報編集で事務所に缶詰状態になります。昨日、会報に載せる写真を撮りに元気派メンバーと出かけたので、皆さんに深大寺の春を少しお届けします。
会報は10日入稿する予定、3月議会報告中心に編集していますので、暫くお待ち下さい。

      植物公園内の桜並木道
                    植物公園内の桜並木道
     
   桜を眺めれば     木蓮も花盛り
      桜を眺めれば、、、                   木蓮も花盛り 
      深大寺境内に咲く枝垂れ桜  
             深大寺境内に咲く枝垂れ桜  
    深大寺参道   深大寺に散策に来ませんか
       深大寺参道も春めいてきました          深大寺散策に来ませんか

2012年3月11日日曜日

東日本大震災から一年

 今日は東日本大震災から一年、様々な追悼式が行われます。調布市でも午後2時46分に防災無線で黙祷を呼びかけます。改めて犠牲になられた皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 私はNPO調布まちづくりの会会員ですが、震災の折りにまち会メンバーからいわき市勿来地区への支援の呼びかけがあった際に、「元気派市民とみとこの会」のメンバーと共に3月19日に物資等を届けるべく支援ましたが、今回は調布まちづくりの会と勿来まちづくりサポートセンター勿来復興プロジェクトとの共同事業でいわき市の被災と復興の道のりを写真で綴った東日本大震災写真展を3月5日から本日16時まで開催しています。
昨日はいわき市からNPO勿来まちづくりサポートセンターなこそ復興プロジェクト事務局の中根さんをお迎えし、お話をうかがいました。
震災でのご苦労、自分たちの手で立ち上げたサポートセンターは復興計画グループ、生活支援グループ、生活対応グループがあったり手作り商品も手がけていらっしゃるとのこと。炭坑に関係していた都市として交流があった山口県宇部市からの支援が大きな力になったこと、ボランティアの方を受け入れた際に現地に作業にいく方に明るく送り出すことが作業する人の心に頑張れる力をつけるのだと宇部市の方にアドバイスをもらったお話もありました。
これからの復興に向けて岩間海岸の防波堤を後世にに残し、安心して暮らせる地域づくりの為にモニュメントを建立、悲しみから希望への願いを込めて復興を誓う公園を整備する事業も展開されています。
写真展の会場には募金箱を設置しました所、多くの方のご厚意が沢山寄せられています。今日、後僅かな時間ですが写真展まだやっています。
是非、ご覧下さい。
お話の後での懇親の場で様々名お話を伺いました。現地では、なかなかに平常な生活が戻ってこないが、自分たちのまちだから、新しいまちづくりも厳しいが住民発意で頑張っているという優しい語り口のなかに秘められた熱意がとても強く伝わって来ました。こうして直接お会いしてお話を聴くことで、言葉では表せない土地への愛着、地域の人々を想う心など私たち自身はどうだろうかと自分に問いかけたりしながら、もっとこういう機会を作っていかなければと強く想いました。これからも、自分たち自身の問題として変わらず支援し続けていきます。
慌ただしい中、調布まで駆け付けてお話頂いた事務局の中根さん、貴重なお話、本当にありがとうございました。

なこそ復興プロジェクト 募金箱
   写真展会場                                        会場に置かれた募金箱
 地図で確認する   中根さんからお話を聴く
    現地の地図もありました。                      お話頂いた中根さん

2012年2月22日水曜日

長くご無沙汰でした

 あっという間に時は過ぎていく、と書くには情けないですが本当に一日が24時間しかないのかと思うような毎日です。一ヶ月前に書きました1月28.29日の市川房枝記念会の研修会は会場の都合で申し込みをお断りするほどでした。被災地で活動されている現職議員の事例報告は臨場感溢れるものがあり、お二人の行動力に圧倒されました。地域に女性リーダーが居るとこんなにも心強いものか、また議員が災害時に率先して行動するとはどういうことかがよくわかる報告でした。
                                                  
   気仙沼市議高橋さん        郡山市議 滝田さん
    気仙沼市議 高橋さん                  郡山市議 滝田さん
宮古の前市長の今後の地域医療体制と生活再建についてのお話から被災という非日常が続く中での想像を絶する厳しさ、今も仕事、住居など人として生きていく糧となる基本的な課題が何も解決していないという実態、人々の心の疲弊、、。熊坂さんは福祉のまちづくり学会盛岡大会でお目にかかってから交流がありましたが、常に地域住民目線で医師という専門家の立場から多くの問題を国に対して発言し活躍されてきた方です。
今震災が起きたら、どのお話も私たち自身の問題、私たちは被災地の皆さんに寄り添い自分達の問題として捉え支援していく重要性を改めて感じました。廣瀬法政大学教授からは震災を通してこれからの議員はどうあるべきか、セミプロして市民代表として自治を創っていく必要性を痛感させられる講義でした。
   前宮古市長 熊坂さん         法政大教授廣瀬さん
    前宮古市長 熊坂さん                         法政大教授 廣瀬さんと
また堂本前知事は現在、男女共同参画と災害・復興ネットワークを立ち上げてこの問題に精力的に係わっている立場から、2005年の国連防災会議で人間安全保障とジェンダー視点の重要性が明記されたにも係わらず実際には具体的な検討がなされてこなかった点を指摘し、意思決定の場に女性を多く輩出し地域の中で社会的不平等をなくしていくことが災害リスクを削減することにも繋がるという話しは胸の中にストンと収まるお話でした。研修会では住民参加型選挙についての研修もありました。市川房枝さんが提唱し実践してきた理想選挙の考え方も含めた会で作成した住民参加型選挙のハンドブックを活用した研修会でしたが、熱心に聞き入る参加者の方のまなざしが印象的でした。参加型選挙が住民自治を育てていくとの思いを強くした会でもありました。
  前千葉県知事 堂本さん    市川房枝記念会理事 山口さんと前多摩市議 住田さん
   前千葉県知事 堂本さん                前多摩市議 住田さん 記念会理事 山口さん
 市川房枝政治参画アカデミーの後には、24年度国家予算、東京都、そして地方公共団体について様々な研修会に参加。議会改革協議会、各種計画策定の傍聴。全議員対象の議員研修会への参加。予算内示会、議案説明、代表質問の通告、5月予定の市川房枝政治参画アカデミーの企画委員会参加、委員会審査等々息つく暇もなく過ぎてきました。
ばたばたしていた私が文化会館たづくりを通り過ぎそうになった時、「ああそうだ」と思いだし急ぎ鑑賞したのが、たづくり1階展示室で開催中の漫画家こうの史代さんの2作品『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』原画展でした。
この2作品は原爆だけでなく戦争がもたらした様々な出来事を当時の生活が綿密に描かれ、生きていくとは何か手書きの温かさが伝わってくる貴重な原画を鑑賞できるめったにない機会です。文化庁メディア芸術祭受賞他の賞も受賞した質の高い作品で、夕凪の街は映画化、この世界の片隅にはドラマ化されるなど多くの方に知られている作品でもあります。カラーの原画もあり美しい中に心に鋭く迫ってくる作品です。
今、新たな放射能問題が起きている時、物語は今の日本ともだぶって見えてきます。是非、多くの方にゆっくりと見て頂きたい作品展です。3月20日午後6時まで開催しています。(25~28日は休館日ですのでご注意下さい)
たづくりにお出かけのさいは是非、お立ち寄りくださいませ。
   
            こうの史代原画展
             平和祈念事業 こうの史代原画展

2012年1月28日土曜日

研修会は続く

 今日から2日間、市川房枝記念会政治参画アカデミーの研修会に参加します。私自身も企画に参画した研修会です。東日本大震災の経験を通して、男女が対等に復興に参画しなければ地域再生は望めないとの認識から企画。被災地の議員、宮古市前市長等迎えてのフォーラムです。2日目夕方からは恒例の大河も発起人の一人である全国自治体議員行財政研究会の合宿が代々木のオリンピック青少年センターであります。次年度予算をメインにした研修会です。そして31日は都予算の概要を聞く会に参加予定です。体調を崩さないようしっかり学ぶ週末を迎えました。

2012年1月24日火曜日

雪の深大寺を歩く

 今日は午後から原発の稼働に関する条例制定を求める署名集めのため、薄く雪の積もった自宅周辺の深大寺をよちよち歩きで動き回りました。
昨夜の激しい振り方から積もってしまうか心配していましたが、朝には止み、お日様の力で随分溶け始めていました。でも日陰の細い道路は凍っていて、まだ何となくおぼつかない足を庇いながら、知り合いの家を訪ね署名をお願いして歩きました。
久し振りにお目に掛かる方と長く話し込んだり、お話の末に「東電にお任せしてますから、、」という声、「がんばって」という声、「もう署名しましたよ」といった声、原発の話題以上に耳にしたのは国政への不信の声でした。政治家は信頼できないという言葉、これからこの国はどうなっていくのかといった不安の声でした。政党に所属しない私が国政を語る限界はありますが、自らがかくあるべきと信じ掲げた政策については、ぶれないことが大切です。苦しくとも将来を考えた時、どうあるべきかを説明し市民に納得してもらうよう努力するのも政治の大事な仕事です。蔓延していく政治不信をどう解決したら良いのかと心が重くなるばかりですが、真っ白な雪を眺めながら、未来ある子ども達のために私たちはどんな地球を、日本を残していくべきかを考え、行動していこうと思い返し、暗くなった夜道をゆっくり歩いて帰宅しました。        
  二階のベランダから見た雪景色        冬枯れのキャベツ畑の雪景色
 二階のベランダから見た雪景色                 冬枯れの雪景色  

2012年1月21日土曜日

開催の「50周年記念 調布市学校給食展」報告

 グリーンホール小ホールで開催された「50周年記念 調布市学校給食展」に出席しました。調布市の学校給食が昭和29年11月に八雲台小学校でPTAの方の努力で週4回、パンと牛乳を1食25年で提供したのが始まりで、学校給食は36年から開始されたと知りました。
調布の給食は私の生まれた年に動き出し、その7年後に学校給食としてようやくスタートしたようです。
賑やかなオープニング 式典・教育委員長挨拶 給食展入口看板の前で
 賑やかなオープニングセレモニー       式典・教育委員長挨拶          給食展入口にて
 私はまだ子どもが小学校に入学する以前から東都生協のブロック委員長をしていた関係から、「学校給食を考える親の会」の活動をしていました。その当時は、まだ学校給食に地場野菜を取り入れていませんでした。知り合いの農業関係者の方と共に学校給食に取り入れてもらえないか学校関係者、栄養士さん、調理員さんにも声をかけ話し合いの場を農業者の方の柿の木の下で車座になってしたことを懐かしく思い出しました。当時は学校給食の民間委託問題も起きていて、給食に対する保護者の関心も高く、PTA活動のなかでも大きなウエイトを占めていました。食器もアルマイトでしたので、持ちにくく犬食いが多いこともあって、磁器を導入できないのかという申し入れもしましたが、当時は職場の労働強化に繋がる話しにもなってしまい、なかなか難しかったように思います。展示を見ながら次々と当時の事が思い出され、給食の変遷を自分の歴史を見るような気持ちで参加しました。
食器も、平成4年から強化磁器が徐々に導入されてきましたが、もうすぐ食器の枚数も2枚から3枚も含め全校に行き渡るようです。今は食育の面からも食器が見直されてきていることは、うれしい事です。  当日はカレーとよま丼が100円で試食できました!それはそれは美味しかったです。

 食器今と昔は  アルマイト食器   試食したカレー
     食器・今と昔は       アルマイト食器            カレーを試食
会場では一日に必要な野菜は350gですが、どのくらいか量ってみようというコーナーもありましたが、これはほぼ完璧でした。毎朝、野菜と果実のジュースを飲むようにしていますが、この目分量の効果があったかもしれません。ちなみに今日はほうれん草、パセリ、バナナ、林檎、セロリ少々でした。 
 地場野菜の説明コーナー        一日どれくらい食べたら良いか?
  地場野菜と給食                    一日野菜はどのくらい食べたら良いの?
 
給食展にかける関係者の皆さんの熱い思いが伝わってくる内容が満載で、一日だけではもったいないナーと思い、当日参加できなかった皆さんに少しでも会場の雰囲気をお伝えしたく沢山写真をアップしました。
展示の中には保育園の給食の展示もありました。人気のアンパンマンの顔を真似たものや行事食など様々に工夫されています。子ども達にとって学校へ行く楽しみのひとつが給食だなと実感させる作文もじっくり読み、食の豊かさが子ども達の感性を育てているのだと感心しました。
調布市は小学校は自校方式、中学校は親子方式という近くの小学校で作られた給食が届けられる方式を採用しています。食材もそれぞれの学校で仕入れ、その日に調理しています。それぞれの学校には栄養士さんが居て、子ども達の健康、食育等様々な面から頑張っています。
現在、原発事故による放射線の汚染問題が起き、食の安全性確保は最大の問題になっています。その日納入されたものをその日に調理する手法を採用しているなかで、食材の測定をどのようにするか課題も多いですが、子ども達の健康を考慮した市の対策について、私も積極的に発言し、給食を大切にしていきたいと思う一日でした。
  会場展示      色々な献立例
   会場展示風景作文や絵の展示も                色々な献立例
   展示風景    保育園の給食
        ふるさとの給食マップ                保育園の給食
給食の歴史     生ゴミとリサイクル
     給食の歴史を綴った展示                       生ゴミとリサイクル   

2012年1月19日木曜日

景観基本計画策定委員会とふじみ新ごみ処理施設整備市民検討会傍聴

 今日は午前と夜の傍聴でした。景観基本計画は今回で第四回を迎えますが、当初からずっと傍聴しています。今日は基本計画の骨子について、市民検討会からの15の市民景観まちづくりビジョンが策定委員会に提案され、様々な示唆に富んだやりとりを聞くことが出来ました。3月には本日出された意見を精査した案が示され市民に対するパブリッくコメントへと進んで行きます。今日は特に基本目標についてのやりとりが興味深かったです。
計画内容を確認していくと、基本目標が掲げている言葉がどうも内容にフイットしないのではないかという議論から、当初提案された内容は「緑の基本計画」にあった「庭園のまち調布」を受けるように「人と自然が織りなすほっとする庭園のまち調布」でしたが、この言葉は景観に対して固定的なイメージを持ってしまうのではないか。紛争が起きた際に、まちが景観に対してどういう目標を持っているのかといった時に、説明しにくい目標だといった意見もありました。
市民検討会でも使われている言葉も取り入れて考えてみてはというやりとりの中で様々な案が提案されましたが、最終的には「人と自然が織りなすほっとする暮らしがみえるまち調布」が策定委員会での基本目標のまとめでした。
市民検討会の報告も資料として添付しては、或いは用語集、計画を実現させるためのロードマップも必要等々建設的な意見が出されました。最終的にどうなるのか3月の策定委員会も是非、傍聴せねば、、、。
 午後7時からはふじみ衛生組合での「ふじみ新ごみ処理施設整備市民検討会」を傍聴。この会も長くなってきましたが段々に佳境を迎え、今回は新施設での環境学習機能についての話し合いが主でした。
ごみ問題は早くから教育することが大切という点から子ども達が見学に来た際に、学べるような展示、体験学習など様々な角度から提案されました。途中、二ツ塚最終処分場に関係してエコセメントについての紹介の映像も見ることが出来ました。 新処理施設は今日段階で工事の進捗率は45%。
2月26日には新ごみ処理施設建設工事見学会が開催されるようです。申し込み受付は2月6日からですので、詳しくは後日掲載します。
  
 大分出身の元気派の仲間から頂いた「柿くけコロンブス」という名前のホワイトチョコレートがコーティングされた干し柿をつまみながら書いた日記でした。美味しかったです、ありがとう!
       柿くけコロンブスという名のお菓子です