2004年5月23日日曜日

「星に願いを」「世界に一つだけの花」

午後から「地域と共に考える、高次脳機能障害の理解」というテーマでグリーンホール小ホール開催された高次脳機能障害シンポジウムに参加しました。会場は満席で熱気に満ちていました。

主催者である「調布ドリーム」のメンバー紹介から、例えばバイク、自転車などでの交通事故や転落、脳梗塞やぜんそく発作などで脳損傷によって「言語、記憶、注意」といった「高次」の脳機能に障害が起きてくる事例を知り、この障害は誰にでも起こりうる事で、明日の自分自身の事かもしれないと実感しました。

基調講演では外見ではわからない、本人にも理解できない、また特定の状況でしか現れないので、なかなかこれまでも理解されずにきた事、機能回復のためのリハビリには、長期的に障害の回復を刺激し、機能を代償する場として地域が重要であるというお話もありました。最後にどうしても書きたかった事、それは、地域で共に生きている当事者によるトーンチャイム演奏「星に願いを」の音色、フィナーレでの歌、「世界に一つだけの花」「WAになって踊ろう」を聞かせて頂いたことへの感謝の気持ちを伝えたかった。

最近胸に重くのしかかってくる社会状況に閉塞感さえ感じていた私の少し凍っていた心に、演奏から元気と勇気がでてくるメッセージが伝わってきて、気持ちが温かくなり氷が溶けてくるような体験をし、「人間っていいな」そんな歌の一節も思い出しました。今日は本当にありがとう。